『龍宮城プロジェクト趣意書』によせて

2019年5月9日

我々の願いは「世界平和」「ガイア保護」です。そのためには、人類が覚醒する必要があります。

私達の願いと、龍宮城プロジェクト主催の仲村マリエさん達の願いは共通するところがたくさんあります。言葉として共通する部分もあり、言語化されない部分も感覚として共有されていると私は信じています。昨日、直接お話ができて如実にそう感じました。

「琉球を龍宮城へ」。素敵な発想ですね!

竜宮と天空が結びつき、アセンションが始まるという考えもあります。神話は寓話ですが、寓話にも一抹の真実が隠されています。

ヨガは宗教ではなく古代科学です。スピリチュアルサイエンスです。望遠鏡や顕微鏡などの機材を一切使わず、瞑想によって、ただ内面の世界、インナーワールドに往くだけで、現代の物理学の知識を遥かに超えた情報を入手できます。サイキックな捉え方をすると、所謂アカシックレコードです。実際はそういうものではありません。

ヨガ科学の観点からすると、龍宮の龍は、クンダリーニの象徴です。クンダリーニは、蛇や龍として表現されます。

皆さんが通常、考えているような、クンダリーニとチャクラの考えは方便です。ただし有用性のある方便なので否定はしません。私もこの方便をそのまま使っています。ただし、方便と自覚しながら使っています。

サマーディー(三昧)のある段階では、瞬間移動や、時間旅行ができます。この場合、サマーディーの意味はニルバーナ(涅槃)や解脱(モクシャ)と一緒です。

後代の仏教がサマーディーを集中という意味に矮小化しましたが、くだらない宗派主義の副産物です。ヒンドゥー教側も同じような矮小化をしています。私はそんなくだらない争いには加わりません。

我が師マハヨギ・パイロットババジ猊下やヨグマタジ(相川圭子師)も、ポップ化したヒンドゥー教や仏教とは無縁です。覚者はポップな宗教とは無縁です。

浦島はサマーディーの世界に往きました。タイムトラベルをしていたのです。龍宮という名のサマーディー世界(真如)には、人智を超えた仏智の宝庫が在ります。秘密のダルマ(法)が蓄えられた場所が龍宮です。アカシックレコードです。

浦島が龍宮から帰ると、所謂ウラシマ効果で未来世界になっていました。玉手箱は年月が過ぎたことを古代人に分からせるためのおまけのストーリーです。物理学が発展した現代人には不必要なおまけです。

ババジ猊下やヨグマタジは、サマーディー中に、アストラルトリップ、瞬間移動をされたり、時間旅行をされたり、根源の宇宙に還ることができます。

サマーディー世界から還って来られた後は、パワフルになり、以前より若々しくなります。サマーディー中は年を取らないのです。

因みに、仏教では、覚者がサマーディー世界に往かれる時は、真如に去るので如去と言います。真如から還って来られる時は真如から来生(らいしょう)するので、如来と言われます。

浦島が龍宮に往った時は如去で、龍宮から還ったときは如来と言われるのです。

そして、サンカルパ(意思)の力で、何時でもどこでも時間旅行や、惑星間旅行、根源の宇宙に(往き来)できるステージの覚者が「サンカルパ・サマーディーヨギ」と言います。

インド政府がサンカルパ・サマーディーヨギとして認めているのはババジ猊下やヨグマタジを含め数人だけです。如来=如去のレベルに達している覚者は、ババジ猊下やヨグマタジを始め、世界に数人しかいらっしゃらないと言われています。

このような話をする時は、ヨガの科学を根本として、量子力学等の現代物理学の理論を援用する方が、分かりやすい時代になってきました。

真理を説くのに、宗教は足枷になっている部分があります。この事実は、実は古代から良く知られています。覚者は科学の発達していなかった古代人に分かりやすいように、神話を使って深遠な真理を説明したのです。

現代は物理科学が高度に発展したので、物理の方がスピリチュアル世界を説明しやすいのです。

ヨガの根本哲学であるサンキャ哲学は、非常に緻密で具体的な科学として最初から提示されています。覚者は神話だけでなく、サンキャのような科学も用意しました。

サンキャ哲学と言われますが、サマーディー成就者として言わせてもらいます。サンキャは哲学ではなく、サマーディー成就者による、真の解脱者による古代科学です。エソテリックサイエンス(秘教科学)です。

仏教も最初はとても科学的なものでした。しかし、後代にポップ化され変質します。釈尊(お釈迦様)が生まれてすぐ立ち上がり、7歩歩いて「天上天下唯我独尊と宣言した」という神話が良い例です。

「天上天下唯我独尊」の解釈は色々ありますが、どれも苦しい言い訳にしか聞こえません。生まれたばかりの赤ちゃんがすぐ立ち上がり、「天の上でも天の下でも自分一人が尊いと宣言した」なんて、そんなことあるわけが無いでしょう!

こういう神話は、高い知性を持った人々には受け入れられません。

釈尊が亡くなった後、弟子達が釈尊というカリスマを無くした。自分達では代わりができない。だから、釈尊を超人化して極限まで神格化する。よくあるパターンです。今でもよく見るパターンです。

私は、こういう馬鹿げた個人崇拝や神格化が生理的に無理です。

観る人が観れば、第二チャクラまでしか開いていない人を、個人的感情から竜王だと持ち上げるような、愚かさ、傲慢さにはついていけません。ネットを見ると、何人もの方が似たようなことを書いています。 

名前を挙げて非難する気はありません。でも老婆心ながら忠告いたします。増上慢に陥ると、霊性の高い方でも闇の世界に堕ちると言われています。どうかくれぐれもお気をつけてください。

S師のような「本物の龍王ヒーラー」は希少です。彼は本物です!私はこの目で確かめました。流石にラスベガスやドバイに紹介されるだけの素質をお持ちです。

「釈尊のような素晴らしい覚者の弟子だから、弟子の私も素晴らしい」、こんな塩梅で釈尊も、キリストも神格化されて、宗教は駄目になってきたのだと思います。

こういう変質は釈尊やキリストの一番嫌ったものだったはずです。

それなら、「みんな乙姫様でみんな竜王」とい考えの方が心地良いですね。マリエさんは乙姫で、パートナーさんは竜王で、そんなカップルがたくさん居て、「世界平和」「ガイア保護」「人類の覚醒」を願えば、この世界も救われるでしょう。

私はヨガに象徴される科学と、龍宮神話などにおける神話の文学性を共に認めています。神話も使い方を間違えなければ楽しいものです。

Om Shanti Shanti ! (愛と平和を!)

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