アシュラム(僧院)でのセヴァ(ボランティア)体験談をご紹介します。
小山由記子様
先週末、アシュラムのお掃除の手伝いに行ってきました。すでに参加された皆さんが仰るように、ホントにホントに皆さんに早く足をお運び頂きたいですっ!!
私はアシュラムには行ったことがなく、そこにあるものすべてが「はじめまして」で、家自体だけでなくソファやテーブル、カーテンや配線コードすら、「これからここで共に私達の成長を見守ってくれるものなんだなぁ」となんだか尊いものに触れているように感じながら作業していました。
帰宅して、家の中にあるものを見渡したら、アシュラムにあるものだけでなく、ここにあるものも私の周りにいる人達もまた、これまでの私の成長を見届けてくれていたと、身近な物や人ほど大切にする気持ちを忘れていたことに気づかされました。
サリーさんやウラさんが作ってくれたご飯はとても美味しくて、目を閉じてみんなが食べている音を聞いてるだけでとても幸せな気持ちになりました。
コロナの影響で黙食を推奨されていますが、黙食すること、同じ釜の飯を食うことの本当の意味、その素晴らしさを実感できました。
瞑想している時だけでなく、お台所でみんなの食事を作るサリーさんの美しさはもちろんのこと(みんな容易に想像つくと思います)、自然相手の農業をしていると包容力が養われるのか?!と思うほど一番大変で腰が痛くなりそうな力仕事をしているのにずっとニコニコ笑ってるなべさん&文句ひとつ言わない女子田さんの働く姿もかっこよく……
天に根ざすサリーさん、地に根ざすなべさん&女子田さん、それぞれの美しさを見せて頂きました。そんな姿を前にして、宙ぶらりんの自分を感じながら、その間の人に根ざす生き方ってものがあってもいいのかなぁ?なんて思ったり……
日頃から瞑想をしている人達は、自然と何をしていても瞑想状態に入りやすく内側で繋がりやすくなるのか?
それぞれ自分に出来ることをしながらも、みんなの協力が必要な時は自然と協力し合い、ひとり黙々コツコツするときにはひとりでして、全体の調和が取れていているとこんなにも気持ちよくスムーズに事が捗るのかと、普段の職場との違いを痛感しました。ご一緒した皆さん、ありがとうございました。
1泊2日のセヴァでしたが多くの気づきや学びを頂き、スワミジ師のブッダフィールドの中で過ごすこと、アシュラムの必要性を改めて感じました。
力仕事ができなくても、お料理ができなくても、お掃除は毎日してもいいものなので、雑巾がけや窓拭きだけでも立派な手伝いになるしお掃除瞑想になりますよ。
ぜひぜひ、みなさんアシュラムに帰りましょう!
スワミジ師は、また来ますねと言ったら「来ますじゃなくて帰っておいで。一生居てもいいんだよ」と言ってお見送りしてくださいました。
スワミジ師、また寝袋をかかえて元気に帰りますね!