山形出羽三山リトリート体験談 No.16

2021年6月開催 サンカルパヨガ瞑想リトリート at 山形出羽三山の体験談をご紹介します。

僕にとって4回目のリトリートとなった今回の山形リトリート。

毎度リトリートの味わいは違うものです。

スワミジ師から初めてインストラクターをやらないかとお声掛け頂いたのは12月沖縄のリトリートでした。

沖縄で一度、インストラクターを経験、間が開いて静岡にてもう一度単発でインストラクターをやらせて頂きました。

その折に、かつて過労の状態で傷めた首から背中を再びサンカルパヨガ瞑想瞑想のやり方を少し失敗して傷めた経験から、スワミジ師に確認して身体操作を工夫した事を皆さんにお伝えさせて頂きました。

また、かつて自分が疑問に思ったりした部分についても敢えて強調したり、分解したりして感じを掴んで貰うように伝え方を工夫してみたのでした。

そして迎えた今回の山形リトリートでは、ソーシャルディスタンスの加減から一階二階とに初心者と中級者に別れてやることになり、既にバリバリインストラクターをされて来た諸先輩に混じって僕も本格的にインストラクターをやらせて頂くことになりました。

僕が一番最初に担当させて頂いたのは初心者の皆さんで、今回初めてサンカルパヨガ瞑想を経験される皆さんに如何に大切なことを正確にお伝え出来るかと内心はドギマギしておったのです。

サリーちゃんとペアになり二階で最初に技法をお伝えするに当たってこれから学ばれる皆さんに、このサンカルパヨガ瞑想がヒマラヤで大切に秘匿され守られて来た事、そしてその行が学べる事が如何に稀有な事であるか、そしてそれに敬意を持って学び秘密を守って頂きたい事などを最初にお話してから、サンカルパヨガ瞑想をお伝えさせて頂きました。

途中順番の関係で中級者クラスでもちょろっと前でやらせて頂きましたが、気持ちは初心者の皆さん大丈夫かなぁって思ったりしてました。

その後も初心者の皆さんの方を優先して入らせて頂いて、皆さんが少しずつやり方を覚えて行く様子を見ておりました。

静かに座り皆さんが一生懸命座っておられるのを見ていると、足が痛くて痛くて眉間にしわ寄せ頑張って、それでも我慢できなくてこっそり足を崩される様子や、とうとう瞑想するも睡魔に負けてフガッとイビキをかいてしまう方も居ました。

しかし、その様子が愛しいのです。

何度も足を組み換えてしまうけど、諦めずに座ろうとする姿、椅子から下りて座ってみて、痛くてまた椅子に戻る姿、傾いていた座相がやがてしっかりと背中を立てて座れるようになった姿、そうやって皆さんが段々と成長される姿を見る度に胸がいっぱいになって行くのです。

先生ヅラをするつもりはないのですが、初心者の皆さんひとりひとりの格闘し、努力し、成長する姿が本当に愛しいのです。

最後の瞑想の時、本当はちゃんと座ってなきゃいけないんですが、実はインストラクターの特等席から少し逞しくなった初心者の皆さんを薄目を開けて見回しておりました。

それはそれは幸せな時間でした。

僕が知ってることはちゃんとお伝え出来たのかなとも思うのですが、でも今の僕が出来ることはやれたかなとも思いました。

二階の気温は一階と違い熱かったので、室温調整がやや難しく、室内と縁側部分の気温差がかなりある事に気が付かずに寒い思いをさせてしまった事は少し心残りではあります。

こうしてインストラクターをやらせて頂ける事は身に余る光栄なのですが、それだけにインストラクターに足る学びをせねばとも思うのです。

そして、思うのは、僕のような者にインストラクターをやってみないか?とお声掛け頂いたことの意味です。

インストラクターをやらせて頂いて、皆さんにお伝えすると言う重大な立場に置かれたからこそ、僕は真剣に学ぼうと思わせて頂けているのではないか。

それこそ、恩寵そのものではないかと。

そう、感じたのでした。

今回僕がサンカルパヨガ瞑想をお伝えさせて頂いた皆さんと、これからも一緒に学んで行けたなら、本当に心から嬉しいと思います。

皆さん、また逢いましょうね。✨

(ナチオ)

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