2022年10月開催 サンカルパヨガ瞑想リトリート at 静岡の体験談をご紹介します。
S.A.様 その①
今回の中級リトリートでは、無心を体験致しました。その体験は、思えば富山中級リトリートから始まっていたかと思います。
【富山中級リトリート】
最終日以外は瞑想に集中出来ずもがくだけでしたが、もがく中でずっと思考が流れているのが分かり、どうすることも出来ずただ思考を見ていました。
その後、体験をシェアする場でその話をすると、スワミジ師に「思考に気付いただけでも良いことだ」と仰っていただけました。
どうせ瞑想に集中出来ないのなら思考を見てやれと、ただ見ているだけの体験でした。
【静岡中級リトリート】
リトリートが始まる前日から、リトリート特有のスワミジフィールドを感じていました。びりびりとするようなスワミジ師のエナジーが降り注いでいました。
一日目が始まるとどんどんスワミジフィールドが増していきます。
夜になり、最初の瞑想では富山リトリートの続きで思考を見ていました。どれだけ経ったのか、ずっと思考を眺めていると、瞑想中に頭からどこか黒いところに上半身が徐々に入っていきました。そうすると先程までの流れている思考が見えなくなりました。黒い中に白いモザイク画のような点々模様なのか、星空なのか、黒い中に白い模様が見えているだけ、自分が存在しているのかもわからない。そんな体験でした。
ニ日目、初日よりスワミジ師の恩寵と皆さんのエナジーの高まりにより、思考がゆっくりとなってしまい、何を言われても考えることが出来なくなってきていました。脳内ハッピー状態で、言葉が出て来なくなっていました。
その中でスワミジ師が体験がありそうな小山由記子さんにシェアするように仰ってくださり、由記子さんの体験談を聞きました。
断片的にしか覚えてないのですが、思考を分類していた話だったかと思います。マインド・夢・なんとかかんとかなど、ツッコミを入れていたような……(間違っていたらごめんなさい)
スワミジ師は、人の良い体験を聞いたら、自分には出来ないとか、嫉妬するのではなく、いいなぁ自分もそうなりたいと自分のものにすると良いと。
そのお話を聞いた後の瞑想の時に、流れていく思考を見ていると、そのうち捉えられるようになり、分類してみました。エゴ・欲望・夢(寝ている)・妄想・後悔……と分類していました。
たまに思考に飲み込まれ、あれしなくちゃ、これしなくちゃと考えてしまい、ハッと気づき、また分類していくと、そのうち次の思考へうつる際に空白があることに気付きました。気付いても思考は流れて行くのですが、徐々にスピードがゆっくりになり、映画のフィルムのように思考が流れ、空白部分が見えてきました。
空白がなんなのかを見るために空白部分を注意して見ていると、「何も無い」ことが分かりました。更にその何も無いを注目すると心がしーんと鎮まります。
それでも思考はやって来ます。何度目かの空白を見ていると、昨日と同じ黒いところに徐々に頭から入っていきました。今度は真っ暗闇です。何も音も聞こえない、響かない、心も動じない、自分がいるのかも分からない、見ているのかも分からない。と思っていたはずだったのに、どれだけ経ったのか、(スタッフなので)肩を叩かれ呼ばれて、ハッとしました。寝ていた場合いつも前に倒れるので、気付いた時に同じ姿勢で座っていたので、おそらく今のが無心なのだろうと思いました。
あとで思い出したのですが、瞑想していたアイマスクを外すと涙が溜まっていました。泣いた覚えも無かったはずなのに。
3日目、スワミジ師の恩寵と皆さんのエナジーは更に高まり、ますますボーっとしています。
この日は全員が体験をシェアしたのですが、私の番になっても思考がゆっくり過ぎて「昨日人生初の無心になりました」とだけしか言えませんでした。細かく説明出来るようになったのは、少し経ってからでした。
瞑想は、思考の捉え方のコツわかったので、空白を見つけ、集中して、心を落ち着けました。また無心になれるかなと思いましたが、そう簡単ではありませんでした。
4日目、朝、スワミジ師がお寺にいらっしゃると、玄関で皆さんと一緒にお出迎えをしました。スワミジ師を讃えるシュローカを諏訪仙人さんが歌ってくださり、スワミジ師の恩寵が更に強くなったのが分かり、今までこの様な恩寵があったのに、なんで気付かなかったのだろうと、ありがたくてありがたくて涙が溢れ出しました。
スワミジ師の講話の中で、お釈迦様はグル(導師)が居なかったので、サマーディー成就するのに6年掛かったと。グルが居れば楽にサマーディー成就出来るのだと。
その後の瞑想では、スワミジ師の恩寵が降り注ぎ、肌で感じていました。スワミジ師にサレンダーすることで、更に恩寵を吸収することが出来て、瞑想が深まりました。
5日目(最終日)、朝のスワミジ師のお出迎えでは諏訪仙人さんがシュローカを歌い、皆さんでその後に続き一緒に歌います。歌っている間、頭の上からスワミジ師のエナジーが色鮮やかな花になって降り注ぎ、ますますハートが広がり、リヴィングマスターのスワミジ師の臨在が、ありがたくて涙が溢れ、前が見えなくなる程でした。
最終日の瞑想は、1時間程でしたが、より深く、頭頂からエネルギーが降り注ぎ、心地よい瞑想が出来ました。
リトリートで気付いたこと。スワミジ師へのサレンダーが増すほど恩寵が降り注がれ、より深く瞑想が出来ることが分かりました。お恥ずかしいことに、今更ですみません。
今回の無心体験は、明らかに自分の力では出来ないことだと思いました。
スワミジフィールドの中で瞑想をする事ができ、ババジ猊下、スワミジ師、アヴァター様のおかげであり、育った道場でのリトリートができ、過去世の自分の修行のおかげであり、皆さんの瞑想への強い思いもあり、到底自分の力では出来ない有難い体験でした。
スワミジ師、ありがとうございます。
皆さま、ありがとうございます。