2022年10月静岡リトリート(中級)体験談 No.9

2022/10/16

2022年10月開催 サンカルパヨガ瞑想リトリート at 静岡の体験談をご紹介します。

小山由記子様
素晴らしい場での第2回中級リトリート開催。
スワミジ師、皆様ありがとうございました。
今回のリトリートは初日からすべてが静かだった。皆さんの息づかいもストーブの音も、外側の音ではなく自分から発せられる音のように感じ、静寂の中でひとり(ALONE)を感じた。
思考している自分に気付き、夢を見ている自分に気付き、それらの始まりと終わりに気づき、その狭間にある無に、現れては消えるすべてがマーヤ(幻想)なのだと改めて感じたとき、この幻想世界の中で私はただ唯一実存する一点だった。
リトリート中のシェアで、あと何回サマーディーの疑似体験をすれば成就できるのか……悔しいとみんなの前で泣いてしまった。
回を重ねるごとに、(説明はできないけど)自分の体験がサマーディーの疑似体験かどうかはわかるようになってきた。だけど、たとえ何回しようとも疑似は疑似だ。どこまでいっても疑似は疑似だ。それは真の体験とは全く比べものにはならない圧倒的に欠落しているものだと、疑似体験を重ねるたびにうちのめされる。真のサマディはこんなもんじゃないと……
近づいたと思う程に遠くなる。まだまだ遥か彼方にあるのだと思い知らされる。
最終日、帰り際にスワミジ師に抱きついて「まだ(サマーディーに)帰れない。帰れないぃー」と子供のようにわんわん泣いた。
幼稚園で母のお迎えが遅くて、忘れられたんじゃないか、来てくれないんじゃないかと不安で悲しくて泣きべそかいたあの時みたいに、このマーヤの世界に置き去りにされてるようで泣いた。
その一方で……
スワミジ師は私の疑似体験の説明をしようとすればサマーディーの秘密がバレてしまうから話せないと仰います。もし説明して頂いたなら、恐らく私は疑似体験のピースを集めてある程度わかるかもしれない。でもそれは、一歩間違えば私が「偽グル」にでもなりかねない危険因子をはらんでいるということでもある。よくよく自分を見張り続けなければならない。
「私などババジ猊下の足元にも及ばない」「ババジ猊下やアバター様方のお力だ」といつも謙虚な姿勢を崩さないスワミジ師の教えから、決して離れてはならない。
めそめそしてる場合ではないと自分を奮い立たせる。
最終日の瞑想中、皆さんの息づかいが今までと違うものになっていると感じた。その音を聴いていたら皮膚を通過して内側に入ってきた。すると、自分の体内に空間が見え中央に丸い核らしきものが浮かんでいた。
その空間は体の境界線を滲ませて部屋全体に拡がっていった。
そしてまた、ひとり(ALONE)を感じていた。
瞑想が終わりオーム三唱を始めたとき、右肩をクイクイッと引っ張られ、何?と思わず振り返ってしまったが、インストラクターでアルター前に座っていたのだから誰もいるはずはない。
泣き虫でヘタレな私に、「ひとり(LONELY)ではない、ここにいるぞ」とパイロットババジ猊下やアバター様方が励ましてくださったのだろう。
導いてくださる師(グル)がいる。自分が成長していくに合わせ、それがどれほど有難いことで、どれほど素晴らしい奇跡かを知っていく。
この奇跡が来世もあるとは思ってはいけない。
人として生まれて来れるかわからないのだから。
今生で人として生まれ、人としてスワミジ師に巡りあえた。
今生しかないんだ。
チャンスは“人”である今生しかない。
プラクティスや瞑想中に、壮絶な痛みや苦しみに襲われながらも決して逃げ出さなかった仲間の姿は誇らしく、私も強くなりたい!強くなるんだ!と力を与えられた。
だから、泣きべそかきながらでも前へ進んでやるっ!
スワミジ師やババジ猊下、アバター様からの恩寵だけでなく、皆さんからもたくさんギフトを頂いたようなリトリートでした。
そこに居る誰もを菩薩へと引き上げていく。
これがスワミジ師のブッダフィールドなのだなと、細胞の隅々にまで刻み込みながら、これからも日々励んでいきます。
いろんな想いが溢れてきて、延々と書き続けそうなのでこのへんで…f(^_^;
スワミジ、皆さんに愛と感謝を込めて……
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