2024年11月前期リトリート体験談 澤波有吾様

2024年11月前期リトリート体験談
澤波有吾様の体験談
私はリトリートに向けて瞑想力を高めるため、10月27日までヴィパッサナー瞑想10日間コースに参加しておりました。

せっかく世界でもトップクラスの指導者に指導していただける貴重な機会。自分で高められる部分は可能な限り高めてからリトリートに臨みたいと考えていました。

本筋とは関係ないので詳細は省きますが、コース中のある夜に神秘体験があり、ひとつの能力が目覚めました。私は喜びました。

それは私が今まで欲して止まなかった能力だったからです。私は大喜びで能力によって得られた情報をノートに書き写し、数日でノートが一冊埋まってしまいました。

コースが終了し、富山に帰ってきた翌日、私はスワミジ師とお話ししたいと思いました。能力で得た情報の答え合わせがしたかったのです。

でもきっとリトリートの準備で忙しいよな、どうしようかな、と考えながら運転している時、サティヤプレムジ(サリーさん)からメッセージがありました。藤田さんがアシュラムに来てるよと。呼ばれている、と思いました。

スワミジ師に今回の神秘体験やそれで得た情報の話をしました。恥ずかしながら、すごいねと、ほめてもらいたい気持ちがありました。が、スワミジ師のお答えは私の期待したものではありませんでした。

「それは素敵な体験をしましたね。それはこの世界にお いては有益なことになります。
しかし、サマーディ(=ニルヴァーナ・解脱)と言われるものはこの世界や死の世界を超えた道、「生死を超える道」なので、それを求めるのならサイキックな道はほどほどにして無心を通してサマーディ(=ニルヴァーナ・解脱)に至る道に進んでください。」

はじめ、私の心は抵抗しました。しかしお話を伺っているうちに、「憧れの能力をついに手に入れたすごい自分」への強い強い執着に気づきました。自分に酔っていたんです。
私はウパーサカ(仏教の在家修行者)を自認しています。常に自分に気づき執着を捨てるために修行しているのに、さっきまでの私は一体何だったんだと。それと同時に、自分の瞑想法やウパーサカであることに執着していたことも分かりました。

危ない危ない。この状態でリトリートに参加したら、エゴと執着でとてもノーマインドにはなれなかったでしょう。リトリート前の忙しいときに招いてくださり、大切なことに気づかせてくださったスワミジ師には本当に感謝しています。

肩の力が抜けたところで、サティヤプレムジ(サリーさん)から素敵なアドバイスを頂きました。瞑想力を高めるのはもう十分だから、リトリートまでにスワミジ師の書かれた記事や投稿されたお写真、動画を見てみてください。スワミジ師が魂を込めて書かれた記事には、スワミジ師のエナジーが入っています。それを読んだり見たりすることが、リトリートの何よりの準備ですよと。 私はこれを聞くために今日アシュラムにやってきたんだと思いました。

リトリートまでの日々、私はこれらの貴重な記事を読んだり、プラクティスのトレーニングをしてスワミジ師にチューニングを合わせながら過ごすことに決めました。

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