2024年5月開催 サンカルパヨガ瞑想リトリートの体験談をご紹介します。
No.2 藤田 健太郎 様
藤田健太郎です。
今回、リトリート2回目の参加となります。
2回目となると、少し要領がわかっているせいか、前回よりも緊張せずに楽しめた感じがあります。
初日、できるなら長時間瞑想をやってみようと思い挑戦しましたが、雑念だらけでなかなか抜けず、30時間ほど座っていましたが、ダメだと思ってやめました。前回よりも質の悪い自分であると感じて少し自暴自棄になっていたようです。
その様子を察知してか、スワミジ師が「うまく瞑想できないと思えている時でも、必ず成長しているものがある、それを今の状態で捉えられていないだけ」と言ってくれて、すっと気が楽になったのを覚えています。
ついつい、うまく瞑想できる、ノーマインドの状態に行けたら良い、そうでない状態はまだまだ未熟な段階とジャッジしてしまいます。それは焦りや疑いが出てしまって逆効果であったようです。そこはジャッジせずに、雑念が出ても、足を崩しても、気楽に行こう、どんな状態でも、ベストと思って大切に過ごそうと切り替えられました。
前回参加した時に、足の痛みがでたときに、足を崩したりして”ひく”のではなく、さらに深く瞑想に入ることで痛みのない領域に入ることがわかり、”攻め”の姿勢が大切と感じていました。
痛みが出てもそれをかき消すくらい深い瞑想に入らねばとやっていたら、もともと弱い腰を痛めて、動けなくなり、友達に助けてもらいました。そこも先ほどの話と通じますが、サンカルパの”意志力”を頑張ること、苦行のように捉えていたところがあったようです。
昔、サーフィンをやっていた時、波に乗る時に、波が来る少し手前でも波のちょうど真ん中でも、波が過ぎた後でもダメで、波が来る少し前の段階を気持ち前傾、迎え入れて楽しむ感じで乗ると、風や景色を感じながら、どこまでも波が運んでくれる経験があります。
これはスキーやボードでも同じだと感じています。せっかく楽しみに遊びに来ているのだから、競技でもないし、うまく行こうという緊張や、逃したらどうしようという不安ではなく、気楽に、そして少し前のめりに好奇心をもって迎えると良いなと感じました。今回波に乗れなくても、次でいいし、タイミングを見ているだけでも十分に成長している。楽しみ、成長はいくらでもある。さらに、少し前のめりで迎えていると、もっと楽しいよと。
3日目からは、雑念が出たからクリヤヨガやらねば!ではなく、今、呼吸を吸ったからこの流れでクリヤヨガやっちゃえという感じになっていました。
今回の気づきとしては、他にも、満たされることについて考えていました。物質的に満たされることを知っていると、自分を変えるのではなく、外を変えようとしてしまいます。そうして外が満たされていると、かき乱されないからです。
瞑想をしていて、暑いと「もっと涼しければ深くに入りやすいかも」とか、頭が痒いと、「かゆみ止めをつけてからやろうか、、、」とか。僕は、不足を満たす、外の環境を変えるのが得意な方なので、外を整えて中を変えようとします。
しかし、逆に不足、外が整っていないと思えるほど、内に入りやすいことがわかりました。解決ではなく、手放す。諦める。それも、ひとつひとつではなく、全てを、そこから立ち去り、小さな粒子の粒に入る感じです。それが絶対安心なのだなと感じました。一見、苦行に思える、ものを持たない、不便と思えるものは、内側に入ればそのような障壁とならず、結果そうなるのでしょう。不足に出会った時に、手放してみようかと思いました。
最後に、高周波音が聞こえたことも今回面白い発見でした。探っていくと、頭の後ろの小脳のあたりで鳴っていました。うずを巻くように細かい色々な音が混ざって、ひとつひとつがきらめくように強弱しています。耳栓をしても関係ないので、脳内でなっているのでしょうか?そうやって聞いていると、白いベールのような霧の状のうずも感じられて、そこを見ているとマインドが湧かないことがわかりました。
最終日に、掃除の時間の少し前に下に降りて部屋にいると、天井から「オーム」とオーム三唱が聞こえて。あれ?今日は最終日だからするのかな?と思っていたら、三唱で終わらず、そのあともずっと「オーム」と言っていたので(笑)、これもそのような類のものかとおもいました。高周波よりも少し低い、甲高い金属音のような音も聞こえて、何かはわかりませんが面白いなと思いました。
今回も、いろいろな気づき、体験をいただき、ありがとうございました。これからも もっともっと、楽しんで行けたらと思います。あせらず、軽やかに、そしてこの道をつねに!
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