2025年春期/前期アシュラムリトリート体験談 ゆかり様

2025年春期/前期アシュラムリトリート体験談

ゆかり 様

今回のリトリートに参加して、何より鮮烈な印象を持ったのはディクシャでした。当初は、前回受けた最初のディクシャをイメージしておりましたが、現実は想像を遥かに超えるものでした。その日参加者の人数が多く、わたしの順番は最後のほうでしたので、目を閉じたまま儀式が進んでいく様子を物音や気配で感じながら待っていました。

次第にスワミジ様が近づいていらっしゃると、大きなエネルギーが肌や身体にじんじんと伝わってきました。「一体何が起きてる...!?」そして遂にわたしの番になった時の衝撃は、俄かには信じがたいものでした。まさにお名前の通りの太陽の化身となって、スワミジ様は、大きく激しい愛のパワーで新しい世界への扉を引き開けてくださったと感じました。太陽の周りに激しく燃え上がるプロミネンスの熱と強烈な熱風の煽りを受けて、どこか遠くへ吹き飛ばされそうになりながら、わたしが手を合わせ全身全霊でその場に踏み留まろうと力を尽くしていると、熱風は身体中に行き渡り、満たし、溢れ、それでもまだ尚注ぎ続けられるのでした。わたしには、もう為すすべもなく、ただぶるぶる震えながら、衝撃風の中にいました。スワミジ様の余りの偉大さに、圧倒され、茫然となるしかありませんでした。元々宗教やスピリチュアルなことに興味がなく、知識も瞑想の体験もなかったわたしでさえこのような経験をするのです。

儀式を終えてスワミジ様は「宇宙へ行ったよ!」と晴れやかに笑って仰いました。真っ暗な宇宙をこれほどまでに明るく照らす光、それが私たちのマスター...!なんと有難いことでしょう。

ディクシャのあと、体感として悟ったことがあります。それは、「もう肩肘張らなくていい」ということです。平穏で幸せだった人生が突然終わり、奈落の底に突き落とされたその日から、子供達を一人前に育て上げるまでは、どんな苦難にも立ち向かうと心に決めました。時は流れ、気づけばもう子供達はすっかり大人になり、最近は、逆にわたしを労わってくれるような立場になっているというのに、いつまでわたしは力んだまま生きていくつもりだったのでしょう。もうこれからは何の心配も憂いもなく、ただお任せしていけばいいのでした。

ディクシャで感じた激しいエネルギーは、やわらかく暖かく深い慈愛となって今もわたしを包みこみ、抱っこした幼子をあやし寝かしつける時のように内面からそっとトントンとしてくれています。

マスターとのご縁は、わたしという卑小な一個人が知る由もない遥か前世から決められていたことでしょうが、今生でこの身に余る栄誉に浴することができた慶びを祈りに変えて瞑想を続けていきたいと思います。そしてサティヤプレムジ。現実的な物質面と意識、精神の両面の観点から常に支えてくださって、本当に有難うございます。倒けつ転びつする迷えるわたしが、道を踏み外すことがないよう、どうぞこれからも光となってお導きください。素晴らしいエネルギーで場を引き上げてくださった参加者の皆様お一人お一人にも、心より御礼申し上げます。

 

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