2025年春期/後期アシュラムリトリート体験談 ムトウ様

 

2025年春期/後期アシュラムリトリート体験談

ムトウ様

十二日間不眠断食座禅、寝ない、横にならない、食べない、無心のサンカルパヨガ式四無行。

ムトウさんは前期の参加で5日間不眠断食無心瞑想(寝ない、横にならない、食べない、無心のサンカルパヨガ式四無行)を達成されました。

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スワミジサティヤプレムジ、参加者の皆さんリトリートでは色々と学ばせていただき、御縁をいただきありがとうございました。 体験談を書くことは決めていたのですが、読書感想文を夏休みに書かずに 始業式当日に書いて提出した昔を思い出した6月のダルシャン当日のムトウです。

 今、振り返るとリトリートに参加すると決意してから参加するまでの期間で30-40%は成功が決まっていた気がする(セルフイニシエーション)ので、長くなりますが、参加までの経緯を書きます。

 12月に宮古島のホテルの部屋で友人と接心を受け、12、1月のダルシャンに参加しました。 その中で11月に行われた不眠断食瞑想が語られており、非常に興味があり 御縁があればやってみたいと思ったこと。天候改変の話しなどはたまに聞く話しで自分にとっては既知で驚きや疑念が全くなかったこと。

スワミジの話しぶりや気配り、配慮、圧倒的な実績や人間性に非常に感服したこと。 鍛えようによっては無限の可能性がある人間の拡張力に凄く関心があり、実践的な人体実験をすることがライフワークになっていること。

 などから1月のダルシャン参加後の1月15日にまだ申し込みフォームもできる前に個別に申し込み依頼しました。 体験談提出は一番遅いかもですが、 申し込みは一番早かったかもしれません 笑。

 

2025年上半期自分にとっては最も衝撃的な体験になりそうな気がして(実際そうなったのですが) 修学旅行をかなり前から楽しみにする高校生のような感じでおりました。

 それに向けて特別な準備をしたわけではなく、普段通りの生活をしていました。 イメージングだけはしていて、座りきることに成功したというエネルギーを常に思考を使って事前に流しておりました。 座りきることを貫徹し、リトリート最終日解散後、温泉に入り足腰を癒し、富山の海の幸に舌鼓をうちながら、大酒をのみながら満足して新幹線に乗って川崎に帰るイメージだけは常にしておりました(目先のゴールの設定)

4月になり持参品の案内と事前の荷物発送手続きでダイソーや楽天やワークマンで備品や白服の準備をする段階になってスイッチが入ってきました。4月中旬から器作りを始めました。

 断食に関して・・・4日間食べないのだから、間食無し、 禁酒にして、1日2食から1食。 1日断食。1食後。2日断食。また1食食べて3日断食をやり遂げたので、 食べないのは大丈夫だろう。

 不眠に関して・・・平日は毎日物流関係の徹夜立ち仕事をして、帰宅後布団で寝ずに自宅で自分の仕事を夕方までやる生活を続けている為、寝ない鍛錬はできているので(30時間位まで)大丈夫だろう、みんな毎日僕より寝ている方が やり遂げているのだからと楽天的に考えました。 

そんな感じで挫折しそうな不安要素をなくしていきました。 

座禅に関して・・・一番は座ることで、腰回りが硬く、あぐらが長時間出来ない上に今年2度足を痛め引きずっていた時期があったので全く自信がありませんでした。 座椅子持ち込みOKとのことで楽天で購入し、時間制約ある中で2度自宅で瞑想したところ1時間20分、50分と10年前位に少し瞑想をしていた頃位座れました。

 以上食べない、寝ない、横にならずに座り続けることの不安を払拭しリトリートに臨みました。 

近くのホテルに前泊し、下見に駅から徒歩で現地確認し、近くの神社にしばらくお世話になる旨手を合わせました。

駅から徒歩で10時半に着き、呼鈴を押しました。

いの一番にスワミジが直々に笑顔で玄関で歓待してくれただけでなく、奥の荷物置き場まできさくに案内してくれました。zoomで数回会っただけのリアルに会ったことがない私の名前まできちんと覚えてくださっていてムトウさんと呼んでいただけたのでした。 出会い頭いきなりスワミジにロックオンされました。

 しかし、笑顔ながらも顔がドス黒かったことに違和感がありました。後で知りましたが、体調不良のことを聞き大変恐縮しました。オーラが見える賀子さんのお話ではスワミジ師が我々の悪い気を取り込んでいる、それを良いエネルギーに変えて放出されるため体を悪くすると聞きました。スワミジ師の体調はリトリート後には回復されたそうです。 

講話のあと、映画を観ました。 パイロットババシ猊下が公開サマディの最中にテレポテーションしてしまったのが最も印象的でした。 

ヨガは極端な反りや屈伸がなく身体が硬すぎる私にもできる感じ。

 呼吸法もやり続けると徐々にコツを掴んで上手くなるような感じがしました。

 1日目は20時から瞑想スタートでした。 10年以上前にヒーリングミュージックを聴きながらスッキリすること、思考をクリアにすることを目的とした瞑想はかつてやっていたことがありましたが、15分から長くて90分位でした。 それがいきなり座って気付いたら日付けが変わって午前1時前位でした。 5時間近く座れました。 一階で用を足したり、服をきたり、 ホットミルクを飲んだりしましたが、 結局離席は一度のみで朝8時を迎えました。

2日目はディクシャを受けました。 目は絶対に開けてはならぬ。 と言うことでそこだけにフォーカスしました。 映像が見えたり、言葉が降りてくる、又は 神秘体験はなかったですが、 松果体にモリモリと高次元のポジティブエネルギーが入っていった体感があり気持ち良かったです。 ビッグバンの如く、今でも無限進化膨張するエネルギーが作用している気がします。 ありがとうございました。

 瞑想中は雑念に囚われることもありましたが、電車の車窓から景色は見てはいるが、捉われて細部まで観てはいない。 そのまま受け流す感じにして、思考で押し止めたり、ネガティブに捉えたり、自己否定しないように心掛けていました。 雑念に捉われてると、手足の疲労や周囲の些細な音などが気になり、時間が経つのがとても遅い気がしました。

 一方、無心(初級者ですので、無心と言っても程度としては、非常に浅いレベルだと思いますが)のときは、ふと我に返って気がついたときには、かなり時間がジャンプしていて、疲労もさほど無く、あっという間に長時間時が経過している体感がありました。 

2日目からは祭壇のマスター達にご挨拶と感謝をスタート時、退出時に行いました。 午前中のスワミジの講話の後、すぐにヨガをやり、瞑想と1日20時間以上座っている日もありましたし、 顔すら洗う時間が無い日もありました。 

2階の瞑想ルームの高次元のエネルギーフィールドの中で、とにかく静かに委ねて座り続けて、挫折せずに貫徹するというのが目標でした。

 参加者の中には色々とテーマを決めて 端然と美しい姿勢で座り続けている方もいらっしゃいましたが、私の場合は足を投げ出して伸ばしたり、壁にもたれかかったり、体育座りをしたり、正座をしたり、座椅子を使ったり、使わなかったりと色々と本能的に身体の欲求に従い座り方を変えました。

 最終日はやっと終わるという気持ちと終わってしまうのか、明日は自宅にいるという不思議な気持ちが混在していました。

 取り立ててのメッセージや語れるような神秘体験はありませんでしたが、 (神秘体験は特に希望していたわけではありませんでした) 質はともかくとして、座りきったという体験だけで、それだけで良かったと思っています。 座る姿が美しくないにせよ、無心の時間の長短や深い浅いは別にせよ、2階のエネルギーフィールドの中に座って居続けられたのが最大の収穫だったと思います。 エネルギーや受け取ったり感じた微細な感覚と言うものを言語で表現して、伝えるには語彙や言語の領域が狭いような気がしていて、高次元エネルギーはそのままのエネルギーとして、体験は体験としてそのまま受け取り、自分の思考でジャッジしたり、意味づけ、理由けはしないようにしていました。 高次元のエネルギーフィールドの中に入ればあとは委ねてアバター様にお任せて、フルオート。高次の視点から俯瞰すると我々の人知の及ばないところで色々と作用して下さるはず。 懐疑や疑念は一切無く、信頼しかなかったので、むしろ好きに私をいじって下さいと感謝の気持ちとともにお願いしてお伝えしていました。 一旦、決めて旅客機に乗り込んで機上の人になったなら、あとはすることはあまりない感覚と同じ感じでした。

4日間2階で座り、インターバルのトイレタイム、ホットミルクタイムで一階に降りてきたのは6回だけでした。 そのうち3.4回スワミジサティヤプレムジとバッタリ一階で会いました。

 スマホの電源は5月2日到着前に切って、6日に座りきった後、講話の前までオフにして一切触りませんでした。 4日間世俗的なことを一切遮断して座ることだけにフォーカスできる身分もありがたいと感じました。 (それだけをすることが許された身として。) 

器作りとして3.4キロ体重を絞り禁酒をして、リトリートに参加しましたが、一カ月経ち体重もほぼ元に戻り、酒も飲み、月ー金まで徹夜勤務で朝帰り、帰宅後、布団の中で寝ずに夕方まで自宅で自分の仕事。土日月は会合10回以上という以前のままの生活に戻り、以後ヨガや瞑想の自主練は全くやっていない。 

しかし、GWに知己を得て類い稀な体験をして恩寵を受けただけで終わらせてしまうのは惜しいこと。 ここからがスタートで道として歩まなければ意味があまりないことになってしまう。 そううわけで、ボチボチと練習していこうと思っている今日この頃です。 瞑想を睡眠に置き換えて寝ない、断酒、とにかくワクワクで楽しく瞑想に嵌るのがコツかなと思っております。

 スワミジサティヤプレムジ、参加者の皆さん、ズボンを貸してくれましたKさん本当にありがとうございました。 何もやっていない私ですが、既に決めていることは次回の多分11月のリトリートに参加するということ。 次にスワミジにリアルでお会いするときは、少しだけ以前より成長したと言っていただける者になりたいと思っています。 自分が成長することが一番の恩返しになると思っております。 ありがとうございました。

 

  最後に現在の宗派の実態を報告して 終わりにします。

 曹洞宗の大本山永平寺に修行に行った東北地方の古刹の跡取り長男坊の手記をたまたま最近読みました。 

今から10年位前ですが、永平寺では 朝1時間座禅、1時間読経。 夜は40分の座禅を2本で1日2時間半座っていました。 3食付きで睡眠は22-5時までの7時間でした。 曹洞宗の大本山で月に座る合計時間は75時間。3日ちょいでした。 

 

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