
2026年春季アシュラムリトリートの体験談を頂きました。
ゆかり様
5日から31日間の寝ない、横にならない、食べない、無心のサンカルパヨガスタイル四無行で5日間達成されました。
★リトリート体験談
今回のアシュラムの佇まいは、嘗てない厳かな静謐に包まれていた。わたしにとって8回目のリトリート参加であるが、毎回、「今回が最高だ」と感じる。まるで口先だけの美辞麗句のように聞こえるかもしれないが、本当のことなので致し方無い。参加するメンバーのレベルが明らかに高くなっている。清らかさと真剣さがよりレベルアップしていくため、毎回それが更新されるのだ。
わたしは台所のセヴァを昨年11月からリトリート期間を通してさせて頂いている。この様に連続したセヴァをすることは、本当に有難い学びとなった。わたしは隣りの市から原付で40分ほどかけて通ってくるのだが、天気の良い日ばかりではない。風の強い地方なので、突風を受け路肩に暫く停車せざるを得なかったり、叩きつけるような雨の日や、骨身に沁みる寒さ。融雪の水のテストの日は、踏切で思い切り大量の水をぶっかけられたこともあった。そうして午前中から夜までお伺いする中で、猊下のご配慮により空いた時間に瞑想をさせて頂いたり、講話を伺ったりさせていただくことができた。初期の頃は、体力の消耗に気を取られ、また気づかぬうちに「自分はやっている」というエゴが生まれて、この有り難さが本当には身に染みていなかった。それが回数を重ねる中で、どれほど有難いことなのかを心から体感し、セヴァの奥深さを垣間見ることができたと思う。この経験を通じて、リトリート参加者の中で誰よりも幸せなのは自分ではないかと思っている。
しかし一方で、第5期の自分が参加する3日前辺りから、それまでの疲れが溜まって、朝なかなか起き上がれなくなった。これからという時に拙いことになったと思いながら、もうどうとでもなれ、と自分で何かするのは放棄し、文字通りお任せの状況でのスタートとなった。それがかえってよかったのかもしれない。不思議なことに体力的な問題をまるで感じることなくリトリートを終えることができた。
そしてディクシャでの衝撃的な体験に繋がっていく。
4名の方のディクシャを待つ間から、空気がビリビリ振動していて、身体がそれに感応し、身体が震えだした。自分の番でもないのにこれほど震えるのは初めてだった。そうするうちに、いよいよわたしの番がやってきた。
猊下の指が額に触れた場所から、おりんがなった時の波動のようなものが拡がっていく。さらに震えが激しくなる中で、猊下の指が頭に触れた途端に、衝撃が走った。稲光のギザギザが現れて、仄暗い闇の中でわたしの身の内を、上からザクザクと切り進んでいくのだ。突如、心の深いところで、ものすごく懐かしくて嬉しいような、それでいてすごく悲しいような、不思議な感情が堰を切ったように溢れてほと走る。幼児の頃迷子になって、首を長くして待った末、漸く母が迎えに来てくれた姿を見た時。その時と似ている感情。わたしは止めようもなく大泣きしていた。猊下がわたしのこれまでの人生や前世での辛かった出来事や感情の全てを労い、静かで暖かな祝福に変えてくださったのだと後から教えていただいた。
「サマディへの入り口のところまで行きましたね」驚いたことに猊下が仰った。わたしには何の能力もないので、何がなにやらわからぬうちに、ただ連れて行っていただいたに過ぎないと思う。これからも、真摯な態度で瞑想に向きあうようにと、アヴァター様達からのエールを猊下が伝えてくださったと感じている。これを心の支えにして、これからも励んでいこうと思う。
全てのアヴァター様たち、スワミ・アディティヤナンダ猊下とヨグマタ・サティヤプレム様、そして参加された皆様に心より感謝を申し上げる。
ゆかり様

