
2025年8月インド巡礼体験談
藤田健太郎 様
パイロットババジ猊下マハサマディー、一周忌インド訪問体験記
昨年のハリドワールアシュラム訪問からおよそ一年になります。パイロットババジ(以下ババジ)猊下のマハサマーディーの一周忌にあたり、スワミジ様より同行の有無を聞かれた時、これまでの恩寵への感謝と自分の成長を直接伝えたく思い、ぜひ行きたいとお返事しました。
今回もインドでたくさんの学びと恩寵をいただきました。現在、記憶が強烈なうちにと思い、デリー空港のステキなラウンジでこれを書いております。ババジ猊下、最後まできめ細かな恩寵をありがとうございます。カズミさんありがとう。
ババジ猊下の一周忌にあたる8月20日はyagya(護摩法要)を行っておりました。ババジ猊下の霊廟の前でもサンニャーシンの方々がyagyaをされており、少し遠くで眺めていたら、1人のサンニャーシンの方に手招きをされて、輪の中に入れていただきました。真似るようにマントラを唱えて護摩焚きしていると、ひとつの輪になった温かい、優しいエネルギーを感じました。
2011年にババジ猊下は東日本大震災を予言され、世界が滅ぶことを阻止するために福島原発事故被害拡散防止祈願の護摩法要をされております。この際に膨大なエネルギーを使われた為、その後に大病を患ったと聞いております。もし、日本を守る事を行なわなければ、もう少し長生きでき、さらなる偉業をなす事ができたかもしれません。今、このようにして私がここに居られるのも、そのお陰だと思うと、胸が熱くなりました。
「見てください、ババジ猊下。貴方やスワミジ様のお陰で、こうして日本人の1人がインドの方々の輪に加わりyagyaができていますよ!ありがとうございます」と心の中で呟いていました。
同時にババジ猊下、そしてスワミジ様が肉体を削って繋いでくれているもの、それは一人一人の覚醒とそこから広がる地球保護、人類平和。その道に進むことがこの恩寵に応えることなのだと強く感じました。
今回、最も嬉しかったことは、このマハサマディー、一周忌のpujaでの出来事でした。お祈りを捧げて、マハサマディー(霊廟)にプラナームをして出てきた時に、ふとスワミジ様と目があいました。その時ににっこりと微笑まれて、僕の眉間のところを指差しました。触ってみると、そこに一枚の薔薇の花弁がついていました。どうやらプラナームをした時に付いたようです。
僕はババジ猊下には生前にお会いする機会はありませんでしたが、なんだかシャクティーパッドをしてもらえたようで、とても嬉しかったです。
あと何点か心に残ったことを記載します。滞在の途中でクルタパジャマの予備を作りに行った時です。生地の色を選んでいたら、スワミジ様が、「どうせサンニャーシンになるんだから、みんなオレンジ色で作ったら」とサラッと言われました。皆、えっ?と一瞬耳を疑い、呆気に取られている表情でした。とっさに私は「はい、わかりました」と答えていました。同行した他の3人は、少し間を置いて、少し考えているようでした。中でもカズミさんは「いえ、私などは、、、」と最後まで謙遜していました。
おそらく、その事の重大性に気がついていない僕は、他の方々よりもマインドが働かなかったのかもしれません。しかし、一時の躊躇の後にもなお続くこのような謙遜は、時には失礼にあたると僕は感じるのです。スワミジ様がおっしゃる事の背景には、必ずその人の魂の成長に必要なものがあると思っています。その命を削っての恩寵を受け取らない事は失礼であり、その時、謙遜の裏に隠れる自分の覚悟の無さを感じるのです。
ミケランジェロの有名なアダムの創造の壁画では、神が目一杯、手を伸ばしているのにも関わらず、アダムは力無く指を伸ばしている絵が描かれています。それはとても勿体無い(不届きな)ことです。かく言う私も、似たような状況ですが、ギリギリのところで自分をプッシュしています。ババジ猊下やスワミジ様が命を削って繋ごうとしているものを覚悟を持って進んでいく事こそ、セヴァやスワミジ様のお身体を案ずる事以上に大切にしたいと思うのです。それらの行為が、その繋いでくれている想いに距離をおく理由として背景にあってはいけないと。
今回の滞在中に、次回のリトリートでは24日間の瞑想をするようスワミジ様から勧められました。オレンジのクルタパジャマを作った時と同様に、即、わかりましたと答えていました。 1ヶ月のお休みを考えると、仕事や家族の都合からは現段階では20%ほどの確率と思っていますが、調整したいと思います。できるだけやって、都合が付かなければ仕方ありません。まずは決定です。
ハリドワールアシュラム内に描かれている以下の言葉を思い出しました。
『If you have no determination you are useless on the spiritual path』
いつもお世話になっているサンニャーシンのパシュパテナートさんは、よく「No problem 」と口にされます。我々がアシュラムを立つ2日前にタクシーの予約の話をすると、「なぜ2日も先の話をするのか?明日で充分だ」と言います。また、「お金?ババジがなんとかしてくれる」と。
カズミさんと同様、僕もよく未来のことを考え、憂いてしまいます。医者という仕事の影響もあり、常に患者の状態の先のことを、様々なシチュエーションで想定して、常に最悪を考える癖がついているのです。ついつい、未来に最悪の状態を重ねる癖がついていました。必要以上のその癖は、予想もできぬ最良の未来が来ることの阻害になると感じています。
インドの方の、楽観的な、その瞬間を楽しむ姿勢はとても参考になります。今では少しずつ、そのように染まってきているようです笑。
アシュラム内に以下の言葉が描かれているのが目につきました
『To look on the bright side of everything and make your optimism come true』
アシュラムでは、覚醒を目指すぞ!というシヴァのスートラ(縦糸)、まさにシヴァリンガムのそびえ立つ一本の男性器のような思いでしたが、一歩外に出ると、ガンガーでは包み込むような女性的な広がるエネルギーでした。女性の細やかなセヴァ、サンニャーシンの方々との温かい交流、支えてくれている全ての方々、インドそのものや自然を楽しむ、といった包み込むエネルギーとともに、サンパルカヨガファンデーションの1人として、孤独な真っ直ぐの一本道を進んでいきたいと思います。
今回も貴重な体験をいただき、ありがとうございます。いつも大きく見守ってくださっているアバター様方、ババジ猊下、そしてリビングマスターとしても常にエネルギーを注いでくださっているスワミジ様、そのスワミジ様を最も近くで支えてくれているサティアプレム様に感謝いたします。
藤田健太郎

