アシュラム滞在記 No.1

2022年12月31日

アシュラム(僧院)滞在記をご紹介します。

ショコナンダ様

アシュラムのお庭セヴァやお天気の奇跡を見たことについては別途書かせていただきました。

アシュラムセヴァのご報告 No.2
2022年12月30日 お天気については他のメンバーからの体験談にもありましたが、私も恩寵を感じました。庭作業をする予定日は、事前の天気予報では雨や雪で寒い予報でした。どうするんだろう、みんな大丈夫かしら……という思いが頭を過っていま...

 

個人的には1週間も庭作業をしたのは久しぶりで、冷えて体調維持はギリギリでした。サリーさんの美味しいベジごはんもモリモリいただき、甘いものも間食しておりましたが、帰宅したら最近では見たことのない体重に減っていました(笑)。

滞在中、アシュラムには来訪者がとても多くいらっしゃいました。到着した日はディジュリドゥ(アボリジニの金管楽器)の生演奏を聴かせていただきました。スワミジ師、道場のお上人様、自称シリウス星人様、アシュラムに来ていたメンバーと共に宇宙と繋がることができる音をシェアしていただき素晴らしい時間でした。音を聞いているだけでマインドは吹き飛び、緩やかな別空間へと放り出されてしまいます。そこにまったりと寛いでいられるスウィートな瞑想時間となりました。

また、珍しいご来客の時は1日ずっとスワミジ師とお客様との会話を楽しませていただく日もありました。スワミジ師もお客様もとてもうれしそうでした。
一緒に同席させていただいたメンバーにしてみたらリアル・ロング(1日)ダルシャンに参加させていただいた事になるので、とてもラッキーで、しかもオフィシャルでは聞けないお話もたくさんありました。アシュラムに滞在させていただくとこんな有難い恩寵もいただけてしまいます。
庭作業もお休みをいただきつつ、私はちょうど風邪をひきそうな体調だったので、これもアバター様のお計らい?と思えました。

スワミジ師はいつもお忙しくされていて、ご来客がなくても執筆されたり、書斎でどなたかと電話やオンラインでお話をされたりしていらっしゃいます。
今回の滞在中にロスのYoshikiさんとオンラインで打ち合わせを重ねておられ、パイロットババ猊下のライブ配信を翻訳される舞台裏を垣間見させていただきました。

スワミジ師、サンカルパヨガ・オーガナイゼーションスタッフのYoshikiさん、ご協力頂いたYoshikiさんの息子さんお三方の力の結集で素晴らしい翻訳ができたことを教えていただきました。

スワミジ師がパイロットババ猊下のお弟子さんとして直接やり取りしてこられたが故の深いご理解と猊下特有の英語へのご理解、それとサンキャ哲学への深いご理解……それは覚者のみが出来る、体験からの深いレベルでのご理解をお持ちであることと、それからYoshikiさんが翻訳力とサンキャ哲学へのご理解があること、そしてYoshikiさんの息子さんのヒアリング力、これらが結集された翻訳であったことを作業されている間に教えていただきました。

英語がわかるだけでも、サンキャ哲学がわかるだけでもできない翻訳であったことが理解できました。最高レベルの翻訳をしていただき、それをそっくりそのままいただける、なんと有難いことかと思います。

パイロットババ猊下のメッセージをスワミジ師は“珠玉”と書かれておられましたが、翻訳も今の私たちへの珠玉のギフトとなりました。何度も読ませていただいています。そしてパイロットババ猊下のメッセージに意識を合わせていくことができます。
ハートでメッセージを受け取り、本当の意味で受け取れるように精進いたします。ありがとうございました。

*自分の中のラジャスを見つめる
少し前に哲也さんがサットバ(純質)、ラジャス(激質)、タマス(鈍質)についてFacebookで投稿してくださっているのを見て、なるほどと思っていました。

アシュラムに行く前に、自宅にいて家族といると特に怒りとかラジャス(激質)が増える気がして、それが辛いと感じ、今更ながら自分の中にあるそれが何なのか見つめていました。それは本来の自分のものではなく、我が家に伝わる伝統的なラジャス(?)であると感じ、家族から来たものを私が拾って私の中に入れて自分のもののように感じているだけなのだなと感じていました。

他にもいくつかの出来事があり、自分の中にあるラジャスについてしっかり見つめるようにお知らせをいただいたと思えました。幸いなことにアシュラムでは瞑想的に過ごすようにご指導いただけますから、自分の中のそれらは普段よりハッキリ見えてきます。
今まで野放し状態であり無意識だったラジャスは今“ワタシ”に捉えられ、無意識に増えてしまった時は気がつけるように、周りの出来事から教え諭されています。それを有難く受け取ることが出来ました。

木を切りお庭を掃く時にラジャスが無意識に強くなっていないか。除雪作業をする時に、食事の時に、食事の準備や片付けをする時に、アシュラムの廊下を歩く時に、何気なくものを置く時に、触れる時に、スワミジ師のお話を聞く時に、ボディケアをさせていただく時に、全ての瞬間に、今この瞬間の自分の在り方に意識的であるように。

そんなことから、今この瞬間に如何にチューニングするのかについてもっと意識を高める必要を感じ、スワミジ師とご一緒できる時間、特に意識をチューニングしようと思いました。
滞在中最後の食事後、スワミジ師のお話を聞きながら今この瞬間にいようといつもより意識していたら、時空が急に変わった感じがして……言葉で表現するのが難しいのですが、スワミジ師との距離が縮まったような?感じがしました。
その変化が何かよくわからないまま、感激して涙が出てしまいました。スワミジ師は「どうしたの?」と仰いました。アシュラムに居させてもらえてスワミジ師とご一緒させていただく時間はとても貴重な時間ですが、ここにいたら「全ての瞬間がプラクティスなのだな」と思え、何と有難いことかと思えて泣けました。

以前にスワミジ師から教えていただいた話ですが、「ババジ猊下にお会いしても、お会いしたことになっていない人もいる」ということを思い出しました。なるほど、同じ場所にいても意識をしっかりチューニングしているのといないのとでは、お会いしていることになったり、なっていなかったりするのだなと後から理解しました。

今回のパイロットババ猊下のライブ配信でも「驚くべきことにこの世には誰もいない」とありました。自分以外の人は同じ空間にいても同じ次元にはいないのだという認識をもっと自分の中で明らかにしていきたいと、そう思います。

*滞在中に初めて雪が積もりました。
雪化粧をしたアシュラムの景色は美しくてとても幻想的でした。まだ誰も踏み荒らしていないヴァージンスノーを撮っておきたいと思い、朝早くに玄関や廊下から撮影しました。
雪の中でも鳥たちの声、風の音、木のざわめき、時に富山特有の雷、そして稀なるアシュラムに住み着いている野雉(のきじ)が恐る恐る歩いているのに遭遇して微笑み、そんな空間、自然からのパワーをいただきます。

寒いと瞑想がしやすくなるとスワミジ師は仰います。アシュラムの瞑想ルームで座っているといつも感じるのは、天井がダイレクトに宇宙に繋がっているように感じます。瞑想に少し深く入れると、宇宙で一人ぽっかりと浮いているような感じに思えます。
来訪者はみな座りやすい、時間が短く感じたと話されるのを何回も聞きました。私も時間が三分の一くらいに感じました。

また、滞在最終日の朝にアルターを見つめていて気が付いたのですが、アルターの周りの壁までも物理的にキレイになっているではありませんか!1か月前に引っ越し作業の時にみんなで3回も4回も埃をとって拭き掃除しても落ちなかった汚れた壁の斑模様が、今はスッキリきれいになっていたのに驚きました。凄いパワーです!!こうしてきっとこの部屋、この家、この土地に蓄積された不浄なエネルギーと物理的なものは落とされていくのだなあと驚嘆いたしました。

みなさんが訪れる度に、どこまでもアシュラムは進化していきます。自分も磨いて不浄なものを落としていかないと、アシュラムに立ち入れなくなるのかもしれない危機感さえ感じます。そうならないように必死に進んでいく姿勢が必要だと感じます。不要なもの、不浄なものをどんどん捨てていく決意が毎瞬求められている気がしています。

滞在中は毎日とても寒かったので正直心が折れそうでした。「ヒマラヤに行くためのプラクティスと思えばがんばれます!」と言ってテンションの高いサリーさんを尊敬します。
ずっと滞在されているスワミジ師やサリーさんの体調が気がかりです。どうかご健康で少しでも快適に過ごしていただけることを願っております。

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