瞑想初体験者が連続19時間不眠断食瞑想達成(2023年3月静岡リトリート体験談 No.13)

2023/4/4

20233月開催 サンカルパヨガ瞑想リトリート at 静岡の体験談をご紹介します。

No.13  かわまた ゆかり様

リトリート出発前日の深夜。
家族が寝静まった、しんとした家の中で、私は一人途方に暮れていました。
思えば、それまでの数日間、家を留守にするための雑多な用事と、一か月後に迫った裁判で証言台にたつための、極めて世俗的なやり取りに追われていて、頭がはち切れんばかりでした。明日から初めてのリトリートに参加するというのに、気持ちがまったく整えられずにいたのです。

そんな中、頂いた参考の資料を読み進めるうちに、不思議なくらい気持ちが落ち着いてきたのです。
ああ、そうだ。
もう行くだけでいいんだ。
これまで自力で何も変えられなかった人生の新たな扉を開くため、身を任せて臨もう。
そんな思いが溢れてきました。

翌日、たどり着いたお寺は、大海原を見おろす山の頂に、力強く清らかな佇まいの中にありました。お上人様や、大切な時にリトリート開催にご尽力してくださったI.K.様、S.A.様の思いも相まった深い慈しみが、両手を拡げて迎えてくださっているようでした。

これまで私の心には、悲しみと怒り、周囲にわかってもらえないやるせなさが、大きな永久凍土のように固まってつかえていました。忘れたふりをするしか自分を支える術はなく、その苦しみは一生続くのだと諦めていました。それが原因で、心身に深刻な不調を抱えてもいました。

ところがスワミジ師は、オンラインダルシャンの折に、その大きな塊をたちどころに溶かしてくださったのです。まるで春の陽射しの中にいるように、柔らかで暖かな優しい心持ちでした。
スワミジ師をお迎えする入山式では、そうしてできた心の空間に新たな、さらに強い光と尽きせぬ泉のように溢れる愛の力が注ぎ込まれているのを感じ、あまりの有難さに、突き上げてくる嗚咽を止めることもできず、ただ涙が頬を伝いつづけました。
キリストが幼子に囲まれて頭を撫でている御絵を持っていますが、まさにそういう光景に、自分が立ち会っているのだと感じたのです。

これまでの人生で、私は宗教や信心深い人々に警戒心を抱き、距離を置いてきました。瞑想にも自分は縁がないだろうと勝手に思っていたのです。
そんなこともあり、いざ瞑想を始めることになっても、何をどうしたものやら、さっぱりわかりません。どうせ何もできないなら開き直って、お堂の中にいるだけでいい、ということにしよう。
アヴァター様、パイロットババジ猊下、スワミジ師の尊いエナジーを全身でひたすら浴びている。このような機会に恵まれて、なんと幸せなのだろう!
そんな感覚に包まれて座っていました。

そしてもう一つ大きな支えになったのは、一人じゃない、という思いです。一緒に参加している方々と心の中で手を繋いでいるような、確かな連帯感が私を後押ししてくれました。
初めて出会ったのに、遠い記憶の彼方に縁があったかのような絆を感じるのでした。

リトリートを終えた後に私には、もう一つ驚くべきことが待っていました。
それは、決して許すことはできないと思っていた、過去に私を裏切り、傷つけ去って行った家族や友人、知人たちに感謝したいと感じていることです。
あんなことがなければ、今の自分はなかったと。

私の新しい人生は始まったばかりです。
これから一つ一つ、謙虚な気持ちで学ばせていただきたいと思っています。

スワミジ師 どうぞ どうぞよろしくお願いいたします。

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