2023年3月開催 サンカルパヨガ瞑想リトリート at 静岡の体験談をご紹介します。
No.15 小山由記子様
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3月に開催されたリトリートに参加し、私の意識は大きく変容しました。
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リトリートから帰ってしばらくは、自分が目にするもの・耳にするもの・触れるもの…すべてのものとの一体感を感じて、私は世界で、世界は私だった。
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穏やかで、素晴らしく美しいこの世界の中で、このまま覚醒の道を歩むのだと思っていました。
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だけど、その後に私を襲ったものは、全く真逆の分離の絶望の世界でした。
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これまで全く気にも止めなかった小さな小さな違和感にさえ、いちいち反応してはイライラし心の中で悪態をつくようになっていた。
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そんな自分に素早く気づいてるもう一人の自分がいて、自己嫌悪して葛藤と苦悩が始まる。
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自分に嫌気がさし、この世界に嫌気がさし、明日もこの世界が続くことに絶望した。
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毎日、毎日、何のために生きてこの世界にいるのか価値を見出せなくなっていた。
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その一方で
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私の後頭部斜め上にもう一人の私がいて、どんな状況、どんな状態であっても、慈悲の眼差しで私を包み込む。
ああ、何がどうあっても私は大丈夫だ。
絶対的な安心感と信頼感。
自分自身にサレンダーするということはこういうことか…と至福で涙が溢れる日もあった。
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自分の内側に入れていた時は、テレビや周りの人の声さえ何の意味も持たないただの音のように聞こえては流れていったのに、外れた途端にと「うるさい、うるさい、うるさーい!うざい、うざい、うざーいっ!」と叫びたくなった。
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そして次第に
この世界がマーヤなら、瞑想修行しているドラマをやっているだけじゃないか?とすべてに疑問がわいてきた。
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疑問の泥沼にはまり、『もうすべてをぶち壊したっていいんじゃない?だって幻想世界でしょ?このまま壊れてしまえ!』
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セヴァもダルシャンもリトリートも、何もかもから離れようとする自分がいた。
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それでも、かろうじて踏みとどまれていたのは、『これまでの瞑想修行して積み上げたもの、それだけがここでの真実だ。絶対に離れてはいけない!』
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そう思う自分も奥底にいたからだと思う。
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こんな状態にも係わらず、それでもこれまでと変わらずに振る舞おうとする自分がいて、私は何がなんだかわからなくなっていった。
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病院に行ったら、きっと多重人格や鬱と診断されるに違いない。それくらい酷い状態に陥っていた。
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そんなある時、スワミジ師からの問いかけに返事をした自分の声・話し方・表情は酷いものだった。
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誰にも気づかれなかったかもしれないが、もう一人の私は自分が放ったその一瞬の醜さを見逃さずゾッとした。
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なんということをしてしまったのか…
すぐにスワミジ師にお詫びしたが、「もう何もかも嫌やねん。放っといて。一人にして…」そう思うほど荒んでいた。
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後日、そんな私にスワミジ師は、今から行うミーティングに参加しませんか?とお声をかけてくださいました。
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言い訳をして断ることもできたけど『わかりました。』とすぐに返事をしていた。
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もう、どうにもでもなれという気持ちと、何とか持ち堪えなければ という気持ちが混じりあっていた。
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大事なミーティングの最中、スワミジ師は私のためにお話をしてくださいました。
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スワミジ師には、今、自分が酷い状態だと言うこと以外は何もお伝えしていない。
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それなのに、
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『それは呪詛だ。乗っとられてはいけない。一人で解くことはできない。』と。
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『呪詛?!な~んや呪詛かっ!』
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呪詛と言うと誰かに呪いをかけられてるような怖いイメージだが、その時の私はこの言葉に嬉しくなり、不思議なほど私の中に活力が蘇ってきた。
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まるで、原因不明の病と思って途方にくれていたのが、突然、原因と治療法が伝えられ、治せるってわかった途端、元気になった患者のようだった。
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『瞑想が深まるとマインドは殺されるので怖れて瞑想に反発するのです。魔が出るのです。それは或る意味、瞑想が進んでいるからなのです』
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スワミジ師はそう教えてくださいました。
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あなたの場合は覚醒のスペースが拡がってきたからだと思うよと。
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魔は幻想だ。
魔に怯むことなく瞑想を続けよう。
それでもまた戻ってしまうかもしれない。
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『何度元に戻っても大丈夫だよ。』
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スワミジ師は優しく仰ってくださいました。
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そうだ、何度元に戻っても私は大丈夫だ!
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リビングマスターであるスワミジ師とのご縁は、ただ有難いというだけでは済まされない。
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真の覚者は名医だ。
無知・無明からくる不治の病は、肉体の生死を超えてすべてを知る真の覚者にしか治せない。
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たった一言で瀕死の状態から救ってくださったのだから。
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本当に覚醒の道を歩むなら、絶対にマスター(正師)の存在は必要不可欠だと身をもって知らされた。
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スワミジ師がいなければ、私はどうなっていたか…考えるだけで恐ろしい。
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南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…
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もし、あなたがあの時の私のように迷い苦しみの中にいるならば、もし、いつかあなたにそのような事がおきたなら…
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逃げてもいい。
隠れてもいい。
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だけどいつか必ず立ち行かなくなる。
自力ではどうにもならなくなる時が来る。
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だから、どうかリビングマスターであるスワミジ師とのご縁を自ら断ち切るようなことはしないでください。
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私は見栄をはり往生際が悪かったために長引かせてしまいましたが、自力でなんとかしようともがくほど苦しくなるのだから、自力を捨て他力におすがりするしかないのだと諦めてください。
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何千・何万・何億年といくつもの私が、あなたが、諦めなかったサマディへの道をこんな事で途絶えさせてはいけない。
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悩み苦しみの中にいるのは本当の自分じゃない。
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辛くてもしんどくても、せめてオンラインダルシャンに参加しよう。
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少しでも踏ん張れるなら、リトリートに参加しよう。
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無明の闇から抜け出すために。
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私は意識の変容の過程でこんなことが起きるなんて思いもしなかった。これまでそんな話を聞いたこともなかった。
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もしかしたら次に、あなたが私と似た体験をするかもしれない。
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私もまた魔に乗っ取られそうになるかもしれない。
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その時にこの話を思い出したなら、少しは悩み苦しまず、魔に乗っ取られずに越えてゆけるかもしれない。
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そう思いシェアさせて頂きました。
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そして今の私。
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以前とは違う、『私は世界で、世界は私。』にいる。
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『私は世界で、世界は私。ただそう在るだけ。そう在るのだから、そう在るだけ。』
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と言いつつ、また元に戻ってしまうかもしれない。それでもかまわない。大丈夫だ。
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私に残されたものは、疑いが消えた真理の道を歩いていく。ただそれだけだから。
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スワミジ、
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仰るとおり『災い転じて福となす』ですね。
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救ってくださりありがとうございます。
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