2023年7月開催 サンカルパヨガ瞑想リトリートの体験談をご紹介します。
No.12 小林千恵様
今回のリトリートは始まる前からいろんなことが起きました。
私は職場で庶務をしていますが、
7月のリトリートは6月末の仕事が終わって心身ともに解放され、気兼ねせず休暇が取れてリトリートに参加できると思っていました。
いよいよ仕事の最後の山場が近くなった頃、前代未聞な出来事が起こりました。
業務の再確認が始まり、不安と予測不可能の状況に押しつぶされそうになっている同僚達のサポートに追われることになりました。
その中、リトリートの配車セヴァのお声かけがかかり、どんよりした職場の雰囲気から少しでも抜け出したい私は喜んでセヴァを引き受けました。
けれどもそんな私の甘い気持ちを打消すように今回のセヴァは予想を越えるものでした。
それまでは当たり前と感じていましたが、前回の静岡は、とても恵まれた環境の会場だったこと、
皆が修行しやすいように心配りをしてくださったKさんやお仲間のAさんのサポートもあり
順調にセヴァができていたことを改めて感じました。
会場はみんなが初めての場所で、調べれば調べるほど疑問が出てきて
私は何が最適か判断できず、纏めることもできなくなっていました。
仕事と纏まらないセヴァで途方に暮れた私はついにウラさんに助けを求め、
リトリートセヴァスタッフの皆さんが混乱している私に手を差し伸べてサポートしてくださいました。
更にリトリート前日も問題が起きました。
仕事を早退し、飛行機・電車と乗り継ぎ、会場最寄り駅ホテルに22時には着く予定でした。
しかし、悪天候の影響で飛行機到着が遅れ、更に会場最寄り駅まで行く電車も不通となりました。
まぁこんなこともあるさと、呑気な私は朝会場に向かえばいいや、位にしか思っていませんでしたが、
東京からアシュラムに到着したばかりのAさんとウラさんが、私を心配し、運転も恐ろしい嵐のような天候にも関わらず、
金沢駅まで車で迎えに来てくれ、お二人と共にアシュラムに泊めていただくことができました。
翌朝まだ電車が不通だったので、あのタイミングでお二人が迎えに来てくれなかったら
リトリート当日会場までどうやっていくことになったでしょう。
大切なリトリート前に有難うございました。
リトリートでの瞑想ですが
私は子供の頃からみんなで座って瞑想(お祈り?)している映像が度々見えることがあります。
その空間がとても素晴らしく、映像と同じ世界にいたい、そこに近づきたい私の将来の夢は『出家』でした。笑
以前、瞑想についてスワミジ師より
『千恵ちゃんのその酷い絶望感をショコナンダのように瞑想へのエネルギーにしなさい』というお言葉を頂きました。
さてどう変換したらよいものか、そして子供のころから感じている夢の世界に近づけるのかが今回のリトリートの課題となりました。
振り返ってみると前回のリトリートでは、アヴァター様方やババジ猊下、スワミジ師の素晴らしいエナジーを感じながらも全く明け渡しの意味が頭でしか分かっていない私は、
なにもできないくせに自分の力で瞑想をしようとし、軟弱な身体から僅かしかないエナジーを振り縛った挙句、
カサカサのミイラみたいな力しかなくなって、リトリート期間を乗り切るのがやっとだった気がします。
勿体ないことをしましたが、これも学びだと思い、今回は『絶望感=瞑想への力』とまではいかなくても先ずは楽しもう!と思って座りました。
できもしない無理なことをこねくり回さず、少しでも明け渡す。
そうしてリトリート期間は、初日3時間の睡眠と休憩時間以外は瞑想して過ごしました。
私は睡眠を取らないと先ず内臓がちゃんと働かず、胃の痛みが目覚め前から起こります。
初日は3時間しか横にならなかったので痛みが出たと思っていましたが、その後は横になっていないのに逆に胃が痛くならないのです。
それと共に瞑想も楽しくなっていきました。
一歩でも以前から見ていた夢の空間に近づけたでしょうか。
時に不思議なこともありました。
私の前にスワミジ師がお座りになり、みんなと同じに瞑想をされているのです。
「あれ?私アイマスクしているよね?」と目元を触ると確かに分厚いアイマスクがあります。
不思議に思ってまた前を見ると確かにいらっしゃいます。
どうしても我慢できなくなってアイマスクを外すとお姿が見えなくなりました。
ああ、こうしていつも臨在して下さっているのだと有難い気持ちが溢れました。
今回は本当に学びの多いリトリートでした。
セヴァではどんなに日常が忙しくとも一息ついて、瞑想性を保つようにすることを忘れないこと。
またいろいろあったからこそ皆さんとの絆が深まったように感じましたし、
次回のリトリートは愛と調和を持って、皆さんと力を合わせ更に良いものを作り出せる自信ができました。
学びの機会を下さいました、アヴァター様、ババジ猊下、スワミジ師、参加者の皆様、有難うございました。
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