2023年7月開催 サンカルパヨガ瞑想リトリートの体験談をご紹介します。
No.3 原田貴子様
スワミジ、スタッフの皆様、またご住職様並びに関係者様、誠にありがとうございました。
初めての禅や、高周波を振動で感じたりと様々な体験がありました。
型から入り意識をそこに馴染ませていくのか、意識先導で眼前が変わるのか。私のようなタイプは、型先導の禅はとても取り組みやすいな、と感じました。
今回特に、プラクティスから間を開けずに瞑想に入ることの重要性を、身をもって体験させて頂きました。同時に、スワミジ師のお言葉の重要性が全く染みていなかったことも痛感しています。「じっくり瞑想するための準備でトイレに行くなら仕方がないよね」など、自我は自分を正当化し、覚者の言葉を受け流す。気づかぬ己の間抜けさに溜息が出ます。
瞑想中は、ビロードのような質感のテントから星雲がゆっくり動くのを見るなど、VRかと思うようなリアルな感覚があり、これはこれでとてもおもしろい体験でした。が、それを堪能しながらも思っていたことがあります。
「このVRと全く同じことを現実世界でやっている。この世界で出会えるものは幻想にすぎない。本当に見たいのはこれじゃない、私自身だ。でもうっすらと差す非常灯のような光は追えば消える。見ようとする世界に現れるものじゃない。外の世界には、ない。この光景を見ている私を知覚している本体は私の中にいるはずだ、それを感じろ、感じろ!」
ファスティングや瞑想から得るスッキリした体感と正反対の、やるせないような闇が残りましたが、いつかこれを突破していきたいと思います。
帰宅途中の夕景のグラデーションが、とてもきれいでした。こんな風景を見る時は、思い出すのです。
この世界は本当に色がついている。様々な色のついたものが、ただそこにあるだけなのに、その色が気に入らないと文句を言う。色を抜いてしまったら動きのない無味乾燥な世界が現れ一気に心が死んでしまうと気づいた時から、その色彩の鮮やかさに驚かされ通しなのに、時々巻き込まれてイヤになってしまう。その彩りがあるからこそ私の世界はこんなにも豊かで楽しいのに、気づけたことやその個性への感謝をまた忘れているな。
やっと、「感情を味わう」という言葉の意味とやり方が芯から理解できました。一歩先の、楽しみながらもカラーリングされる前の純粋性をすぐに見抜けるような位置からブレず、気づきを越えた“今ここでカラになる場”へ、前進して行きたいと思います。
この場、この事象を共に創り上げてくださった全てのご縁に対して、協働して頂きました皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
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