2025年春期/後期アシュラムリトリート体験談 Yeshodha Giri Ji

2025年春期/後期アシュラムリトリート体験談

Yeshodha Giri 様

覚者の臨在(リビングマスター)というものがどれ程に強力で貴重で恩寵に満ちたものであるのか、ババジがマハサマーディに入られた今、ババジが残してくださったサンカルパヨガを継承してくださっている、ババジの弟子としてインド人以外では初めての弟子である、スワミ・アディティヤナンダ・ギリ師の存在がいかに貴重なものであるのか。更に私達日本人は、ババジが残してくださった 三つのファンデーションの内の二つのファンデーションの代表者をこの地(日本)へ頂いている幸運に、只々感謝せずにはいられません。(もう一方はヨグマタ・ファンデーション、サイエンス・オブ・エンライトメント代表の公開サマーディ・ヨギニである覚者ヨグマタ・アイカワケイコ・マです)。

ババジは、日本人は人類を救う可能性があるとかつて話してくださっていました。
そして私も、ババジに直接質問したことがあります。「ババジ。日本はかつてのような霊性の高い文化を取り戻すことはできますか」と。ババジはこう仰いました。「日本は世界の中でも一番長い文明文化を持っている。その中で多くの先祖達が神になっている。そして今どんどん帰ってきている。彼ら、彼女らが帰ってくることによって、日本はまたその霊性を取り戻すことができるだろう」。
そう答えてくれました。故郷を離れて暮らしている私は、それを聞いて大いに安堵した経験があります。

12日間不眠断食無心瞑想(寝ない、横にならない、食べない、無心のサンカルパヨガ式四無行)を座り切ることができました。改めてスワミジ、そしてファンデーションとアシュラムを支えてくれている、サティヤプレム・ジ、それからこの貴重な体験を共にすることのできた同朋に 心から感謝いたします。🙏

実は、前回スワミジのリトリートに参加した時は 10時間しか座れませんでした。今回はとにかくリラックスして臨むことを心掛けて、ババジに頂いたマントラを ただ途切れることなく、声明(ジャパ)することだけにフォーカスしていました。

5日目か6日目に、キラッとした星が時折り現れる漆黒の宇宙空間に、心地よい温泉に浸かっているようなマントラが 流れているのを見ました。「見ました」、と言うのはマントラを唱えていた「私」を離れて眺めている「高次意識」のことです。  
 
この意識は、これまでの霊性の歩みの中で、ある極限状態の時に現れる意識(視座)です。前回出会ったのはババジのハリドワール・アシュラムでサンスカーラ・ディクシャを受けている時に現れました。ディクシャは夜通し行われるもので、横になり朝までの6、7時間動いてはいけないというルールの中で行われていました。
 
実はその日の朝方からお腹が痛くなっていたのです。参加できなくなることを危惧した私はそれを隠して参加していたのでした。結局ディクシャが終わった2、3時間後に 私は緊急搬送された病院で、急性盲腸炎の緊急手術を受けることになるのです。経験したことのある人は ご存じだと思いますが、それはそれは、のた打ち回る程の痛さです。ババジが教えてくれた、「私達は身体でもマインドでもない」、という言葉だけが 唯一の救いのヒントで、なんとか痛みと意識を切り離そうと「私は身体ではない。私は身体ではない」、と一心に祈り続けた時にも 現れました。何時間か経ったのち、それでも痛みは何もかわりなく、叫び出したい衝動をグッと堪えて祈っている「私」をとてもピースフル😂な中から眺めている意識に出会ったのを覚えています。

ババジが残してくださった「サンカルパヨガ」。私はこのリトリートに参加させて頂き、ババジが繋いでこられたヒマラヤの伝統と霊統が、ここに一つの完成形としてスワミジを通して現れていることを確信を持って 皆さんにお伝えします。今現在はアシュラムの規模や、言語の壁がありますが、将来大きく発展して行くであろう、という、とてもポジティブなものを受け取りました。ババジの教えを伝える2人の覚者を頂いた日本の地で、ババジに魅せられた私達弟子と信者が手を取りあって、この偉大なヒマラヤ・ヨガの宝塔を受け継いでいくことができれば、こんなに嬉しいことはないと思いました。

この経験をカルフォルニアに持ち帰り、日々のプラクティスに繋げていきたいと思います。

ありがとうございました。
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