ピンダリー氷河へ向かう道なき道

2018年11月27日

ピンダリー氷河への道は、歩幅20cmあまりの氷の道が延々と続きます。手すりも何もなく、滑ったら数百メートル下まで滑落します。滑落すれば助かる術はないのです。この写真の道はまだ楽な方です。

写真の説明はありません。

ピンダリー氷河は、外界が摂氏50度の真夏の昼間なら摂氏25度の気温になります。しかし、少しでも曇ったら一気にマイナス10度まで下がります。一旦雪が降れば、半年間は出られなくなります。真冬にはマイナス40度になると聞きました。

マハヨギ・パイロットババジ猊下は更に過酷な環境下、裸で千日回峰行を達成されました。断食しながら半日で50km歩くのです。平地をではありません。写真で見るような崖を半日で一往復するのです。世界の登山家が一度も登頂に成功していない8000m級のヒマラヤを、猊下は半日で一往復されたそうです。まさに人間業ではありません。

そういうわけで、「ヒマラヤには神がいる」と世界の登山家にもババジ猊下は有名だったのです。猊下の噂を聞いた、ある日本人の歯科医師は、まだ誰も登頂に成功していないヒマラヤ登頂のガイドを頼んだそうです。

猊下は快く、無料でガイドを引き受けられました。ただ、ひとつだけ「ヒマラヤの自然を保護すること」という条件をつけました。当時の登山隊は、酸素ボンベや諸々の道具やらをヒマラヤに捨てていたのです。ヒマラヤの自然環境が破壊されていたので、猊下はたったひとつだけ条件をつけられました。

ですが、この条件を守ることができる登山隊は世界中になかったそうです。8000m級のヒマラヤを酸素ボンベ無しで登られる登山家は居なかったからと、ゴミを回収するお金を出す登山隊はなかったということです。そこで日本の登山隊のガイドの話はお断りされたそうです。

後日、猊下方がネパール政府に働きかけて、ゴミを回収しない登山隊は登頂できなくなりました。

また、猊下へのガイド依頼がご縁となって、その歯科医師は、後年富士五湖の一つである西湖で行われた「三日間の水中サマーディー」招致に関わったと猊下から伺いました。

因みに、私が最初に過去世を見たのが、このピンダリー氷河に行く手前のインド政府が経営するロッジでした。

見たと言っても、早回しのビデオ映像のように、すごいスピードで見えました。マインドでは記憶できないスピードでした。

この後私は猊下にお会いするのですが、その時私は猊下に「過去世を見たことはありますか?」とお尋ねしました。すると猊下はこうお答えになりました。

「一度だけある。しかし早回しのビデオのように凄いスピードだったので憶えていない」

私はつい昨日それを体験したばかりだったので、初めてお会いしたババジ猊下に親近感を持ちました。

しかし、私がババジ猊下の弟子になってから、猊下はこんなお話をしてくださいました。

「第3サマーディーに在る時は、アストラルトリップで時間旅行をする」

ということは、時間旅行はお手のものだということです。

そういえば、猊下は私が「過去世を見たことはありますか?」と質問した後、一瞬眼を閉じられました。私が弟子になってから気づいたのですが、眼を閉じておられる時の猊下は、実はサマーディー世界にアストラルトリップされていることが多いのです。この世界では一瞬でも、真如の世界には時間がありません。猊下はあの時、タイムトラベルをしながら私の過去世をチェックされていたのです。

そして、私の「早回し過去世体験」を発見されたのでしょう。おかげで私はババジ猊下に親近感をもちました。私と同じ体験をされているのだ、と思ったからです。私はババジ猊下への距離感を急速に縮めました。猊下はしばしばこのような事をなさいます。

ババジ猊下が眼を閉じていたり、お眠りになっているような時、実はサマーディー世界に往っていることが多々あるのです。何故悟(わか)ったかというと、猊下が教えてくださったからですが、猊下が真如に往かれるときは、クンダリーニを通過する時の音が聞こえるからです。私が宇宙意識体験で聞こえたあの音がするのです。

Aum Namo Shiva e

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