真の覚醒とは

★真の覚醒とは

●いま、ここに生きる

最近「私は覚醒しました」と宣言する人が、世界中で増えています。

彼ら、彼女らは、間違いなく何ほどかの神秘体験をされたことでしょう。それは人類と地球の霊的進化の為には、良いことだと思っています。

彼らが世界平和、ガイア保護と人類覚醒を主張してくれるのなら、愛と平和を呼び掛けてくださるのなら、覚醒していようがいまいが、関係ありません。その願いを持つことは尊いことです。

覚醒を宣言している人の中には「あなたは覚醒しているのよ。私も覚醒しています」といった軽いノリの方もいます。

今から30年前、私がインドで出会った覚醒を宣言した人々の殆どは西洋人でした。

日本人の中にも覚醒したと勘違いしている人がいるにはいましたが、西洋人に比べれば遥かに少なかったのでした。

日本には仏教を通して覚醒の科学が伝わっているから、西洋人のように、ちょっとした体験で悟ったと勘違いする風土が無かったからでしょう。

彼ら西洋人の“自称覚者”の覚醒の内容を聞くと、笑ってしまうような内容が殆どでした。

それは、とても覚醒と呼べるようなものではありませんでした。

インドと違い、そもそも西洋には覚者があまり出現しなかったので、西洋にはヨガのような覚醒の科学は存在しませんでした。だから、西洋人はちょっとした体験をしただけですぐに覚醒を宣言してしまうようです。

或る西洋人の“自称覚者”はこう言いました。

「インドの強烈に揺れるバスの中で私は寝られなかった。そこで、バスの揺れに身を任せたら楽になった。世界が変わった。人格も変わった」

たったそれだけのことで、彼は覚醒したと宣言していました。

さらに驚いたことは、そんな人を覚者として崇めて、数百人もの人が彼のもとに集まっていたことでした。

「今ここに生きれば良い。従って覚醒する必要もない」みたいな妄言を説く西洋人もたくさんいました。

その方たちは、一方では自分は覚醒したと宣言し、他方では覚醒する必要がないというのです。

そう宣えば、ハードルが低くなり信者は集めやすいでしょうが、人々を覚醒の道から外してしまいます。

“いま、ここに生きる”というと、ラムダスが言い始めたことだと誤解する人が多いのですが、実は、ヨガや仏教では古来より知られている教えです。

ラムダスはその教えを、おそらく、ラムダスの師匠であり、我が師マハヨギ・パイロットババジ猊下の同胞でもあるニンム・カロリ・ババから受け継いだものでしょう。

実は、ヒンドゥー教や仏教では“いま、ここに生きる”という教えは非常にポピュラーな教えです。

仏教では“いま、ここに生きる”ことを「刹那に生きる」と言います。

刹那とは、きわめて短い時間のことで、瞬きする間とも表現されます。

つまり瞬間、瞬間に生きることが本来の刹那に生きることの意味です。

それは深い瞑想状態の中でしか得られないものです。

刹那に生きるということは、現在の瞬間を生きることに全力を尽くすという考え方でもあります。

ところが、多くの自称覚者達が刹那に生きることを「一時的な快楽を求めようとする生き方」に矮小化してしまいました。

悟らぬものが悟ったと勘違いして“いま、ここに生きる”という教えを歪めてしまったからです。

歪められた刹那思想を、本来の刹那主義と区別して、私は快楽主義的刹那主義と名付けることにします。

私の体験では、本当に“いま、ここに生きる”こととは、瞬きする瞬間に入ることです。

瞑想が深くなれば、思考はずんずんスローになっていきます。

思考がスローになれば、ある瞬間、思考と思考の間に空のスペースがあることを発見します。

その空のスペースに入れば、ノーマインドになります。

無心になります。これが瞬間に生きることです。

“いま、ここに生きる”という事の本当の意味です。

この無心の状態が長く続くと、宇宙全体の本質を悟ります。

世界の秘密が一瞬にして悟るという体験です。

私はヒマラヤで、1秒に1回か0.1秒に1回か知りませんが、1日中このような体験をしました。

これで悟ったと勘違いする人も多いのですが、まったく違います。

ヨグマタジ(相川圭子師)は私に教えてくださいました。

「世界を一瞬で悟ることをグランス(一瞥)と言います。

これが禅でいうところの小さな悟りです。

サマーディーの遥か手前の小さな悟りです。

これが沢山集まると大きな悟りになります。大悟徹底します。

しかし、禅でいう大悟徹底は終着点ではありません。

大きな悟りがたくさん集まるとサマーディーに至ります」

ババジ猊下はこう仰いました。

「どうして、西洋人や日本人はすぐ覚醒したというのだ?」

多くの人は、エンライトメントの遥か手前の光の体験をしただけで、覚醒したと思い込みます。

サマーディーから遥かに手前の光の体験や、ハートが開いたことで覚醒したと宣言し、自ら仏陀(覚者)を名乗る西洋人たちを見ていると一抹の不安を覚えました。

そういう方々が間違ったメッセージを人々に発信して、人類の覚醒のワークの邪魔をすることは大問題です。

一番問題なのは、 そういう人たちが本物の覚醒者をジャッジして、覚者のワークの邪魔をすることです。

例えばヨグマタジのような偉大なサマーディー成就者に対して、彼ら彼女らはジャッジします。

彼らの多くは、サイエンス・オブ・エンライトメント様の料金について批判します。

私はこのマーヤの世界から抜け出せるものなら、100兆円払っても安いと思います。

勿論、そのお金は私にはありませんが有れば出します。

所詮、夢の世界の中での夢のお金です。

サマーディー成就と比較すれば、そんな夢の中のお金など何の意味もありません。

ヨグマタジは、ご自分の家もないし、車もお持ちではありません。

歴史に残る覚者にもかかわらず、質素な暮らしをされています。自炊をされているとも伺っています。

ヨグマタジは、ワールドピース・キャンペーン、ガイア(母なる地球)保護、人類覚醒のワークのために全精力を傾けておられます。

寝る時間もないほど働いていらっしゃると伺っています。

高級住宅に住み車を乗り回している方が、ヨグマタジを批判しているのを見て、私は悲しい思いをしたものです。

私が日本で真のサマーディー成就者と認め尊敬している方は、ヨグマタジだけです。現存するマスターとしては、日本人ではヨグマタジだけがサマーディーの真実をご存じでした。

こういうことを述べると「貴方は凄いね」と皮肉を仰る人もいます。

或いは「上か下かと言う人がいる」などと見当違いなことを言う方もいました。

それはその方たちのエゴの投影です。

これはどちらが上でどちらが下だという風に矮小化すべき問題ではありません。

これは事実か事実でないかの問題です。水はH2Oであり、それが事実です。

水がH2Oであると主張するならばそれを証明することができるはずです。アインシュタインの有名なE = mc2という考えを理解している方なら、それを説明できるはずです。それができないのなら理解していないことになります。

それが証明できないから話を胡麻化して「どちらが上か下かいう人がいる」と言われても、私には問題から逃げているとしか思えません。

それにもう一つ。

私はババジ猊下やヨグマタジが、私の遥か高みに立たれる存在であると認めています。

自分が猊下の遥かに下の存在だと認めても私には何の問題もありません。

何故ならそれが事実だからです。

そしてそのような崇高な存在に出会えた自分の良きカルマに感謝しています。

私は遠く宿縁を慶んでいます。

覚醒していないのにマスターをやっている方は、そういうことを認めることができないようです。

何故なら自分が最高の高みに立っていると己惚れているので、自分より上の存在が出現するのは困るらしいのです。

何と不自由なことでしょう。私は、私より遥かに高みに立たれるババジ猊下やヨグマタジの存在を有難く頂戴し、のびのびとやっています。

ババジ猊下は私にこう仰いました。

「サマーディーを成就する前にマスターをやってはいけない。エゴが増幅して更に覚醒が遠のくだけだ」

そのような人々に会うにつれ、本当にそうだと実感します。

どうかご自分の勘違いを認めてください。

貴方達が真の覚者になられることを祈っています。

どうか、ご自分の覚醒した意識を大事にしてあげてください。

サマーディーを達成していない者がサマーディー成就者だと勘違いすると、その弟子や信者さんまで惑わせます。

仮にサマーディーを成就していても、マスターで在れることは別のことです。

ババジ猊下は私にこう仰いました。

「マスターとはサマーディー(=ニルバーナ)を成就して、尚且つ、それを言葉で説明できる存在だ。覚醒しても言語で説明できない覚者もいる。大乗仏教ではそのような存在を独覚といって非難するが、それは当たらない。それはタイプの差なのだ」

だから私はサマーディー成就後も、隠遁していました。

マスターになれるよう娑婆世間で修行させられたのだと思います。

私はこれまで、多くの失敗を繰り返しました。

その失敗から多くを学びました。

私は、時が来るのをじっと待っていました。

20年前は私が話すことを信じられる種子を持った方が少なかったからです。

そして時がやってきました。

覚醒の種子を持った人々が一気に集まってきました。

●覚者は覚醒の秘密を知っている

ところで、最近の日本人は、魂の中身が殆ど西洋人のようです。

日本人の西洋化は明治時代から始まります。

小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)は日本人の優しさ、温かさ、思いやりに憧れて日本に来たけれど、最近の日本人は西洋の毒に侵されて日本人ではなくなっていると言いました。

この話は、小泉八雲が東京帝大(現東大)の講師を解任された後、夏目漱石が代わりに講師に任命される前の話です。

小泉八雲は明治時代に、日本人の魂は既に日本人ではなくなったと言っているのです。

最近の日本人に勘違い覚者が多いのは、この辺の事情もあるかもしれません。

最近の方は、瞑想中に光になった体験をしただけで、エンライトしたと勘違いしてしまいます。

私も17歳の時に光になった体験をしましたが、その当時の私は無神論者だったので、覚醒したと勘違いすることはありませんでした。

無神論者だったおかげで、エンライトしたと勘違いして、増上慢に陥らずに済みました。

過去世で増上慢に陥った失敗があったから、今生は人生の前半を無神論者のシナリオに変えたのだと思います。

増上慢(ぞうじょうまん)とは、仏教の言葉で、いまだ悟りを得ていないのに、それを得たと勘違いした慢心のことを言います。

増上慢地獄とは耳だけが極楽に有り、身体は地獄に堕ちるというものです。

どうか自称覚者は覚醒を勘違いして増上慢地獄に堕ちないように注意してください。自分ばかりではなく、貴方達の信者や弟子も増上慢地獄に巻き込むことになります。

*以下は私がサマーディー成就する以前の光の体験についての記事です。

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私はババジ猊下にこう伺ったことがあります。

「OSHO(和尚)は、覚者の大半はインドで生まれたと言っています。インドの深遠な哲学を見れば、そのことに同意できます。覚者の洞察を知ってしまえば、西洋哲学は幼稚なものに感じてしまいます。

ところで、どのくらいの覚者がインドで生まれたのですか?」

 猊下のお答えはこうでした。

「歴史上95%の覚者がインドで生まれた。中国からは3%だ。残りの2%を他国で分けあっている。」

 私は更に伺いました。

「それでは日本からはどのくらいの人が覚醒したのですか?」

猊下のお答えは衝撃的でした。

非常に少数でした。その答えはここでは申しません。

インド以外の国では、覚者が殆ど輩出されなかった。

これまで「私は覚醒した」とか、「釈尊(お釈迦様)やキリストの生まれ代わりだ」とか、「マハ・アバターラババとお会いした」とかいう人に何人も会いました。

勿論、チャネリングのような感じでお会いした人の境地は、それはそれで尊重しています。

問題なのは、ただのチャネラーに過ぎないのに覚者と勘違いしている人たちです。

インドでも日本でも、そのような妄想を抱いている方はたくさんいらっしゃいます。

私はそういう方と実際に何人も会いました。

その方たちが本当にサマーディーを成就しているのなら、ニルバーナを達成しているのなら、経典には書かれていない真理を知っているはずです。

あらゆる経典は方便で満たされています。

経典に真実のすべてを明かしてしまえば、偽マスターが経典に書いてあることを恰も自分の体験のように書いても、サマーディー成就者以外は真偽のほどを知ることができません。

だから、真実の経典には色々ひっかけ問題があります。トリックが仕掛けられています。

覚醒を体験していない人にはそのトリックは見破れません。

例えば、クンダリーニとチャクラの説明がその典型です。

クンダリーニとチャクラの関係性をご存じの方は今まで、数えるほどしかいませんでした。

そういう次第なので、覚醒を宣言している方にお会いする時は、サマーディーの秘密を知っているかどうか確かめないといけません。

私はその秘密を知っているかどうかで、真偽を判断します。

それを確かめることなく秘密を明かすことは、偽マスターを輩出させる結果を生み出します。それは非常に悪いカルマを作ります。

それではどのようにして私が真の覚者(=仏陀)を見極めるのか。

私が書いた「魂の友たちへ(下)」から抜粋します。

【真の覚者=仏陀の見極め方】

それではどのような人々が本物の覚者なのでしょうか?

その真偽の判別はとても簡単です。

もし、どなたかが本当にニルバーナ、或いはサマーディーと呼ばれる覚醒を体験しているのなら、どんな経典にも書いていない真理を知っているはずです。

それでは一体どのようにして相手が真にサマーディー成就者であるのかを確かめるか?

これはあくまで方便として言いますが、サマーディーやニルバーナと言われる世界に至るプロセスが仮に10段階あるとします。このプロセスは極秘になっています。10段階というのもあくまで方便で言っています。事実とは違います。

先ず私が最初の一段階を脚色しながら説明します。

相手が本当にサマーディーを成就しているのなら、どの部分が脚色なのかすぐに分かるはずです。その脚色部分を指摘出来れば、相手がその段階を体験していると判断できます。

次は相手の方が第二段階を脚色して話します。私はどこが脚色されているのかを指摘します。

そうやって、10段階まで確かめ合えば、お互いに真のサマーディー成就者だと認め合うことができます。どうです簡単でしょう?

そのことを確認しあえた方とは今まで8人しか出会っていません。

最初は、ババジ猊下。そして、ババジ猊下が公開サマーディーに導いた4人の弟子たち、そして勿論ヨグマタジです。

更には、ヒマラヤのアヴァター様であり、12000年肉体を変えながら生きているといわれるマハ・アバターラ・ギリ・ババジ(通称マハ・アバターラババ)、同じく12000年肉体を変えながら生きているといわれるアバターラ・ギリ・ババジがその秘密を知っていたのは言うまでもありません。

●クンダリーニの上昇

この生でお会いすることは無かったけれど、覚醒していただろうと思える人が一人います。

それはダンテス・ダイジ(雨宮第慈師)です。

私はFacebookの随所で「真のサマーディーでは、肉体は死ぬ。呼吸は停止し、心拍は停止し、脳波は停止する」と書いてきました。

そのことをダンテス・ダイジは知っていました。

彼は著書の一つである『ニルバーナのプロセスとテクニック』でこう書いています。

「クンダリーニヨガにおけるニルヴァーナは、肉体の機能停止から始まる。

続いて根源的な意識は頭部から肉体の外へ離脱していく。これは心霊学で言われている幽体離脱なぞという子供だましとは全く違ったことである。クンダリーニヨガにおいてサハスラーラチャクラに集結した人体内のあらゆるレベルのエネルギーは、ブラフマランドラを通って肉体の外に出るわけだから、肉体は呼吸停止、心拍停止、脳波停止を起こす。つまり肉体は事実上死ぬのである。」

これだけではありません。随所で、彼は真の覚者しか知らない事実を書いています。

「インド2000万聖者の最高峰」「現代の仏陀(覚者)」と称賛され、インド政府が公認する世界に二人しかいないシッダマスターであるババジ猊下は、経典にはたくさんの方便があると仰っています。

だからダンテス・ダイジの著書にもたくさんの方便があります。私はそういう部分は飛ばして読みます。

クンダリーニの覚醒の真の意味を知っている方は世界でも数えるほどしかいません。

ヨガでは真のサマーディーは「クンダリーニの上昇」と定義しています。

これはエネルギーの上昇とは全く別のことです。

皆さんが想像しているクンダリーニとチャクラの関係とは全く違います。

皆さんがチャクラと勘違いしているものは、単なるエネルギーのセンターです。

クンダリーニもエネルギーの上昇などではありません。

私の体験では、呼吸が停止し、心臓が停止し、脳波が停止し肉体は死にます。

そして肉体ではなくサトルボディー(微細体)で、クンダリーニと言われる通路を通って、銀河を超え、銀河団を超えて、根源の宇宙が小さく見えるプルシャ(純粋観照者)となりました。

それもあっという間のことでした。

光の速さでも天の川銀河の端から端まで10万光年もかかります。

だから、根源の宇宙が小さく見えるところにあっという間に往くためには、ビックバンを遥かに超えたスピードが要求されるでしょう。

*以下はプレクンダリーニ覚醒体験についての記事です。

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●サマーディーのステージ

ババジ猊下が教えてくださったのですが、サマーディー世界(真如)の最初のステージがエンライトメントです。

ヨガスートラでは第2サマーディーが光のステージになっていますが、それは方便であり、本当は第1サマーディーだそうです。

サマーディーは四段階あり、最初のステージが光のステージです。

もう一度言いますが、これが所謂エンライトメントです。

これは無量の光と無量の命(不死)の世界です。

仏教で言う極楽浄土の世界です。

キリスト教では光の世界は天国です。

キリストは「神の国とは何ぞや?」と聞かれ「神の国は光の国である」と答えています。

大事なことなので繰り返します。

このサマーディー世界、真如(真実の世界)には肉体では往けません。

肉体は呼吸が停止し、心拍が停止して脳波も停止します。肉体は完全に死にます。

サマーディー世界にはサトルボディー(微細体)でしか往けません。

ビッグバンの速さかそれ以上の速さで、宇宙の根源に到達するので肉体では往けないのです。

仮に死なずに行けたとしても、天の川銀河の端から端まで移動するのに、光速でも10万年もかかります。

銀河団を遥かに超えた世界に往くのに、光速で何憶年かかるか知りませんが、光のようにチンタラしたスピードでは往けないことは確かです。

宇宙意識体験では、まさに宇宙の遥か彼方に瞬間移動します。

私の体験では、宇宙が小さく見えるほど、プルシャ(純粋観照者)はプラクリティ(自性・自然)から遠く離れていました。

サマーディーを成就していない人にとって、サマーディー世界(真如)をイメージすることは困難です。

例えば、サマーディーの最高ステージであるニルビチャール・サマーディー、仏教で言うなら、涅槃寂滅の世界のイメージを持つのは困難です。

しかし、光の世界ならイメージは持ちやすいので、多くの宗教の到達点が光の世界になったのでしょう。

瞑想を始めると光の体験をする人は案外多いものです。

私は光の体験をしたという方と今まで何十人も出会いました。

その時、貴方の呼吸が停止し、心拍停止して脳波も停止しているなら、貴方はブラックホールやワームホールやホワイトホールがなんであるか知るはずです。

そしてそこに至るプロセスがどういうものであるのか知るはずです。

もし貴方がそのようなステージに到達していないのなら、覚醒したと思い込まず、謙虚であって欲しいと祈ります。

一方では覚醒したと宣言して、他方では覚醒する必要がないという自称覚者の貴方たちの確信が正しいのなら、歴史上のすべての覚者(=仏陀)の主張が間違っていて、貴方たちの主張が正しいことになります。

であるならば、貴方たちはババジ猊下、仏陀、キリスト、ヒマラヤのアヴァター様(神の化身・権現)を遥かに超えた存在であることになりますが、申し訳ないけれど私にはとても信じられません。

私はサマーディーを成就しましたが、煩悩具足の凡夫の自覚を持っています。

そう思えば増上慢に陥らずに済みます。

また、私自身、終点に辿り着いたとは思っていません。ババジ猊下とヨグマタジの到達されている「サンカルパ・サマーディーヨギ」のステージではありません。

そこに至るまでは更に苦しい道のりが続くはずですが、まだ先に行けることを楽しみに思っています。

●覚者と覚者が出逢う幸福

ヨガにおける覚醒の意味は、また「クンダリーニの覚醒」或いは「クンダリーニの上昇」の定義は、ヨガの科学を学んだ人なら誰でも知っているものです。

しかし、それが本当はどういうことなのかをご存じの方は、世界で数えるほどしかいません。

だから、真実の覚醒を知っている覚者は、同じく真実を知っている覚者に出会えた時、この上ない幸福を感じます。

12000年肉体を変えながら生きているといわれているアバターラ・ギリ・ババジに、ババジ猊下のアシュラム(僧院)で私がお会いした時のことです。

アバターラ・ギリ・ババジは私とすれ違ったとき、一瞬にして私のサマーディー成就を見抜かれ、興奮したお声で「カピル!カピル!」とババジ猊下を俗名で呼ばれました。

そして、猊下に対して私を指さし「サマーディー! サマーディー!」と叫ばれました。

ババジ猊下は、アバターラ・ギリ・ババジに恭しくプラナーム(接足作礼)されました。

そしてその後、何やらヒンディー語で会話されました。

私にはそれがどういうことかテレパシーで伝わりました。

その後、アバターラ・ギリ・ババジは、ババジ猊下の部屋からお弟子さんや信者さん、そして、猊下まで追い出され、私と一対一で何時間もお話してくださいました。

12000年秘密のクリヤヨガや、サマーディーについてお話しくださったことは、私の一生の宝物になりました。

2000万聖者の最高峰であるババジ猊下を俗名で呼ぶ人はいません。ヨグマタジのことを「圭子! 圭子!」と呼ぶようなものです。

サマーディー成就者と出会う確率は極めて稀なので、ヒマラヤのアヴァター様でさえも興奮されたようでした。

私はリアリストですので、サマーディーの真実を語れない人を真の覚者だとは認めません。

私が逆の立場で覚醒の真理について問われれば、もの凄く嬉しいです。

それは当然でしょう?

世界でも数人しかいない覚者と出会えるのですから、ワクワクするに決まっています。

ところが増上慢に陥った方は、私の問いに答えません。

そのうちの一人にAさんという方がいます。

私はAさんの高弟にその問いを投げかけました。

ところが、Aさんは、そのお弟子さんに「今までもたくさんの人が私に覚醒したと言ってきます。」と嘆いて見せたそうです。

つまり悟っていない私が、覚醒者のAさんの道場破りに来たと仰っているようなのです。

私はサマーディーの秘密を迂闊に言えない。だから、その方が本当に覚醒しているのなら、証拠を見せていただきたかった。

それだけの話でした。その方が本当に解脱しているのならそれが何だか言えるはずです。

私を道場破りと非難したばかりならまだしも「弟子さんを取りたいのならここで勧誘しないで,、新しく人を探せばよい」と仰ったと聞いたとき、私はAさんに対する関心を失いました。

少し考えていただきたい。既に誰かのお弟子さんや信者さんである人を勧誘することなど、不可能に近いことです。

そのマスターを信頼している方をわざわざ引き抜くことなどできるわけがありません。それはまた双方にカルマを作ることにもなります。

そのような無駄なエナジーを使うより、新しい人々を探す方が遥かに楽です。

私が反対の立場なら、私が申したことを聞けば歓喜踊躍(かんぎゆやく)します。

やっと本物に出会えたと小躍りしてしまいます。

12000年肉体を変えながら生きていると言われるアバターラ・ギリ・ババジでさえ興奮されたのです。

Aさんが覚醒していないのは明白でした。

弟子を勧誘しに来たと受け取るとは、なんという器の小さい方だと、悲しい気持ちになりました。

Aさんたちは私のことを言っているのではなく、ご自分のことを語っています。

人は相手のことを語るとき、実は自分のことを語っているのです。

Aさんは、ご自分の狭量さを語っています。ご自分が解脱していないことを暴露しているだけです。

●覚者のご加護が顕れるとき

インドには「本当に覚醒した人間は、三人の覚者と出会う」という伝説があります。

貴方が本当に覚醒しているのなら、必ずパイロットババ猊下やヨグマタジに出会うはずです。或いは、ヒマラヤのアヴァター様が物質化して貴方に会いに来るはずです。

或いは、肉体を持ったヒマラヤのアヴァター様方にお会いするはずです。

昨年2019年に行われた「サンカルパヨガ瞑想リトリート at 静岡」では、多くの方にヒマラヤのアヴァター様方が訪れました。

また、ちょうどその時、日本観測史上最強の台風19号ハギビスが道場を直撃しました。お寺は山頂に建立されているので、周りには台風の勢いを遮断する建物がありません。

だから、ちょっとした台風でも停電します。水道の水はポンプで汲み上げているので、停電すれば断水します。それで我々は水や非常食を用意して参加しました。

お寺では台風に備え、扉を三重にしているそうです。その三重の扉を超えて雨水が本堂に浸水しました。

お寺を建立して初めてのことです。

それなのに、停電も断水もしなかったのです。

そしてヒマラヤのアヴァター様方の臨在を感じた方、ババジ猊下や私の臨在を感じた方が33人の参加者の内、三分の一もいらっしゃったのです。

最近でも似たことが起きました。

第4回オンラインダルシャンが開催された2020年9月5日、特別警報級の勢力まで発達し、史上最大の被害をもたらすおそれがあると気象庁と国交省が異例の会見をした台風10号ハイシェン(海神)が沖縄を直撃しました。

台風直撃の予想時間は、オンラインダルシャンが始まる、午後9時でした。

沖縄全土で避難勧告が発令されました。

オンラインダルシャンスタート前は、豪雨であり、強風も吹いていました。

ところがオンラインダルシャンが始まると同時に風も止み、雨も止んだのです。

※以下その奇跡について書いた記事のURLです。

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この奇跡がババジ猊下と、23人のヒマラヤのアヴァター様方のご加護だとハートで分かる人たちだけが、私たちの同胞です。

覚醒の狭き門をくぐる資質を持っています。

世間一般の方は信じないでしょうが、それが普通だから仕方ありません。悲しいですがそれが現実です。

ババジ猊下と、23人のヒマラヤのアヴァター様方の臨在の中では、このような分かりやすい神秘的体験が常に起こります。

私が見てきたところ、偽マスターの前ではこうした奇跡は起こりません。

ババジ猊下は

「菩薩の段階でもマスターになるのは良くない。仏陀のステージになってから弟子を取るのが良い」と仰っていました。

そしてまた、こう仰いました。

「時期が来るまで貴方はボディーダルマ(=達摩大師)のように、少数の弟子を持ちなさい。時期が来たら世間に出なさい」

だから私はこれまで隠遁していました。

でも、ついに時期が来て私は世間に引っ張りだされました。

そして、覚醒したと宣言する方々に、祈りと願いを込めてお会いしました。

結果は悲しいものでした。

貴方が覚醒しているのなら、その証拠を見せてくだされば良いだけです。

貴方が真の覚者なら、サマーディー成就者しか知らない秘密を話しあえる筈です。

私は「自称覚者」に問いかけることを止めました。

無駄なエナジーを使うことを止めました。

偽マスターに真実を問う事の虚しさを知った私は、Facebookで新しい魂の友を求めました。

2018年の秋、実質、参加者一人の瞑想会から始めました。

そして半年後、つまり、昨年2019年の4月に行われた最初のリトリートでは、一挙に18人の方が参加してくださいました。

5回目になるリトリートでは、42人の方が参加表明してくださいました。

新型コロナウイルスの関係で不確定な状況は続きますが、順調にワークは進んでいます。

総ては、我が師マハヨギ・パイロットババジ猊下とヒマラヤのアヴァター様のお力のおかげです。

何が本当の覚醒、サマーディー、ニルバーナであるかお知りになりたければ、「インド2000万聖者の最高峰」「現代の仏陀(覚者)」と称賛され、インド政府から世界に二人しかいないシッダマスターと公認されているババジ猊下のHPをご覧ください。

GoogleでPilot Babaと検索すれば1700万件から2400万件はヒットします。

或いは、ババジ猊下の兄弟弟子であり、現在日本の大型書店の精神世界コーナーで圧倒的に売れているヨグマタジの数々の出版物をご覧ください。

巷で「覚醒した」と誤解している方たちのレベルとは全く次元が違う内容です。

Om Shanti Shanti Shanti Om(愛と平和を)

サンカルパヨガ・ファンデーション代表

 スワミ・アディティヤナンダ・ギリ

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