「一万二千年間肉体を変えながら生きている」と言われるアヴァター様方

2022年9月12日

 「一万二千年肉体を変えながら生きている」と言われるマハ・アヴァターラ・ギリ・ババジ(通称マハ・アヴァターラババ)。

この写真は、私がクンブメーラの会場で撮影したものです。

マハヨギ・パイロットババジ猊下の『ヒマラヤへの扉』にも同じ写真が掲載されています。但しマハ・アヴァターラババではなくアヴァターラ・ギリ・ババジとして紹介されています。
謎解きはこの後で……

私がパイロットババ猊下の紹介でクンブメーラの会場でお会いした頃のマハ・アヴァターラババのボディーです。
この数年後にマハ・アヴァターラババはこの肉体を、他の肉体にチェンジされたと聞いています。

猊下のご著書『ヒマラヤへの扉』の中に、
「私は「マハ・アヴァタール・ババ」とヘラ・カン・ババがクリパチャリアジーの二つの分離した主体であり、しかも別個の秩序に属していることを発見するのにかなりかかった。」
と書かれています。

私がお会いしたこのお写真のマハ・アヴァターラババが、同時にヘラカン・ババであり、クリパチャリアジーの分離した主体であるのは猊下の仰る通りですが、どうやら、アヴァターラ・ギリ・ババジがマハ・アヴァターラババと同じ肉体を共有することもあるらしいのです。頭がクラクラしました。

パイロットババ猊下でさえ、マハ・アヴァターラババがヘラカン・ババとしての肉体を持っていることに気づくのに随分時間がかかったと述懐されているのですから、私が混乱しても当然です。

マハ・アヴァターラババは私に名刺をくださいました。但しマハ・アヴァターラババという名前と言う名前ではなく、○○アヴァターラ・ギリ・ババと言うお名前だったので訳が分からなくなったのです。

この名刺は大切に保管させていただいています。

マハ・アヴァターラババは、ネパールのアシュラム(僧院)で私に瞑想指導してあげるから来なさいと仰ってくださいました。
私は飛びあがる程喜びました。
しかし、このお話をパイロットババ猊下にしたら、猊下は少し嫌そうな表情を見せられました。
私が猊下の指導に専念しないで他のマスターに行くことは、私のサンカルパ(意思・決断)が足りないことだと即座に分かったからです。

又、弟子はマスターを掛け持ちしてはいけないのだと聞いていたからです。
それを理解したので、私はマハ・アヴァターラババのアシュラムに行きませんでした。

猊下は『ヒマラヤへの扉』の中で「マハ・アヴァターラババはおっとりした性格で英語はたどたどしい。しかし、アヴァターラ・ギリ・ババジは活発で英語は堪能だ」と書いています。

確かにクンブメーラでお会いした時のマハ・アヴァターラババはおっとりとしていて、柔和な感じでした。そして英語はたどたどしかったのでした。

マハ・アヴァターラババはアシュタンガヨガという名称も知らなかった私に、懇切丁寧にヒマラヤ秘法のアシュタンガヨガを5時間も手とり足とり教えてくださいました。

 

マハ・アヴァターラババと違って、アヴァターラ・ギリ・ババジは活発で英語は堪能でした。
私はアヴァターラ・ギリ・ババジとマハ・アヴァターラババが同じ人に感じました。
過去世でお会いしていた感じが有ったので、二人のアヴァター様達を同一に感じてしまったのかもしれません。

猊下のご本の中ではヒマラヤのアヴァター様方は一つの肉体を共有して使うシーンが書かれていました。
それで肉体は違えどもアストラル体が同一なのか悩んだ時期もありました。
あれからずいぶん経って、今は違う人格だったと思い直しています。

猊下はマハ・アヴァターラババのいらっしゃる場所を紹介しました。
お会いしてみるとこのお写真のババジでした。
ところが、後に猊下の『ヒマラヤへの扉』に掲載されているアヴァターラ・ギリ・ババジのお写真は、私が紹介されたマハ・アヴァターラババのお写真のお顔でした。

猊下はこのお写真のババジをマハ・アヴァターラババと紹介したのです。
後でいたずらっぽくあれはアヴァターラ・ギリ・ババジだと仰ったのです。
混乱しても誰も責められないでしょう。

今思えば、あの時マハ・アヴァターラババはアヴァターラ・ギリ・ババジの肉体に入り込んでいらっしゃった。
だからスピリットはマハ・アヴァターラババであるが、肉体はアヴァターラ・ギリ・ババジが使用している肉体であったので、マハ・アヴァターラババでありアヴァターラ・ギリ・ババジであったと仰ったのだと考えれば一応筋は通ります。

 

私がアヴァターラ・ギリ・ババジに初めてお会いしたのは猊下のデリーアシュラムでした。
部屋の向こうから一人のサドゥー(遊行者)がやってきて私とすれ違いました。その瞬間、彼はヒンディー語で何か叫ばれました。

私が聞き取れたのは「カピル!カピル!」「サマーディ!サマーディ!」の二言だけでした。
私のマインドは、この一介のサドゥーがシバ派の最高指導者であるババジの僧名ではなく、戸籍上のお名前で呼ばれたので驚きました。
しかもお歳は50代に見えました。
アヴァターラ・ギリ・ババジのお写真より30歳は若く見えたのです。

仏教では「俗名を捨てて仏門に入る」と言いますが、世俗の名前を捨てて、僧名を名乗ることで出家を宣言する訳です。
従って、出家者を俗名で呼ぶことは、その人の出家を認めないことになり、極めて無礼な行為です。

それなのに、シバ派サドゥーの最大のアカラであるジュナ・アカラの最高指導者であるパイロットババ猊下を、猊下より若返り、年下に見えたサドゥーが俗名で呼びつける行為は普通ありえないのです。

でも私のハイヤーセルフは「カピル!サマーディ!」という二言で、総てを悟っていました。

猊下はアヴァターラ・ギリ・ババジに「ジー」(この場合閣下程の意)と応答して足元にひれ伏しましたので、只者ではないことは即座に分かりました。
それからアヴァターラ・ギリ・ババジは猊下に何事か命じました。
アヴァターラ・ギリ・ババジは、猊下のお部屋に入り、猊下と信者を部屋から出されました。
それから私と二人きりになり、サマーディの秘密について私にお話ししてくださいました。

宇宙意識体験のこと、ヒマラヤのアヴァター(化身・権現)様たちのこと、パイロットババ猊下が「24番目のアヴァター様」であること等、マインドでは追いつけないお話しばかりでした。

私は尋ねました。「ババジのされているヨガは何ですか?」
アヴァターラ・ギリ・ババジは「それはクリヤヨガだ」とお答えになりました。
そしてクリヤヨガを教えてくださいました。

後年マハ・アヴァターラババがアシュタンガヨガの開祖であり、アヴァターラ・ギリ・ババジがクリヤヨガの開祖であるとの情報を得た時は驚きました。
私は二人のアヴァター様が一万二千年前に開発された秘密のヨガを、開祖の方から直接習ったのですから歓喜勇躍しました。

 

親鸞は『教行信証』総序で「ああ、弘誓の強縁、多生にも値ひがたく、真実の浄信、億劫にも獲がたし。たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ。」と書いています。

「ああ、この大いなる本願は、いくたび生を重ねてもあえるものではなく、まことの信心はどれだけ時を経ても得ることはできない。思いがけずこの真実の行と真実の信を得たなら、遠く過去からの因縁をよろこべ。」という意味です。

私は二人のヒマラヤのアヴァター様方との遠く過去からの宿縁を慶びました。
お二人のアヴァター様とお会いした時、初めてではなく、懐かしい感じがしたのは過去世でご縁が有ったせいだったのでしょう。

マハ・アヴァターラババにせよ、アヴァターラ・ギリ・ババジにせよ、光体から肉体に変わる時は一介のシバ派のサドゥーとして顕われます。
今世でサドゥーの最高指導者はパイロットババ猊下です。

でもマハ・アヴァターラババやアヴァターラ・ギリ・ババジは一万二千年前からのアヴァター様ですから、今生の猊下よりは霊格としては上位に属します。
ですので、猊下もアヴァター様には敬語でお答えします。
ここまでなら解ります。

でも猊下が「24番目のアヴァター」として既に認められているとなると、話はややこしくなります。
24という数字は、インドでは「完結」を表します。23番目までのアヴァター様を統べるアヴァター様が「24番目のアヴァター」なのです。

23人の中には、マハ・アヴァターラババ、アヴァターラ・ギリ・ババジ、ババジ猊下の師であるハリ・ババジ、そしてあのインド神様人気ナンバーワンのクリシュナ神まで含まれているのです。
となれば、今生での猊下は、マハ・アヴァターラババや、アヴァターラ・ギリ・ババジの弟子でもありますが、来生では23人のアヴァター様を統べるアヴァター様になるわけです。

クリシュナ神やマハ・アヴァターラババ、アヴァターラ・ギリ・ババジ、ハリ・ババジのマスターになることが約束されているわけです。
しかも、過去世での猊下はハタヨガの開祖であるゴラクナート・ババにハタヨガを教えたマツェンドラ・ギリだというのです。

猊下が過去世でハタヨガの開祖だったゴラクナート・ババの師であったとすると、今生の猊下の師であるハリ・ババジは歴史的にはマツェンドラ・ギリの後輩になります。

その後輩が今生(こんじょう)ではマスターになるわけです。ちょっとした頭の体操ですね。

 

Om Shanti Shanti Shanti(愛と平和を)

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