一万二千年生きているアヴァターラ・ギリ・ババジとの邂逅

一万二千年肉体を変えながら生きていると言われるアヴァターラ・ギリ・ババジとの邂逅


私は1998年にマハヨギ・パイロットババジ猊下(通称パイロットババ)のデリーアシュラムで「一万二千年肉体を変えながら生きている」と言われるアバターラ・ギリ・ババジに邂逅しました。
実は、彼がアヴァターラ・ギリ・ババジであると知ったのは、アヴァターラ・ギリ・ババジの異次元のスーパー接心を終えた後の事でした。筆舌し難い奇跡的な接心の後に、私はババジ猊下のマネージャー的役割をしていた信者の方に尋ねました。
「あの方は一体どなた様ですか?物凄いエネルギーとスペースを持たれた方でした。只者ではないことは痛感しています。あの方のお名前を教えてください」
マネージャーの答えは衝撃でした。
「あの方は一万二千年、肉体を変えながら生きていると言われるアヴァターラ・ギリ・ババジです」
私はアヴァター様のお話が凄すぎて、お名前を伺うことさえ忘れていたのです。というか、お名前を伺うという事が世間的なマインドに思えてしまい、聞けなかったのです。

私がアヴァターラ・ギリ・ババジにお会いしたのは、アシュラムのお部屋を歩いているときでした。

ふと眼を見やると、向こうから一人のサドゥー(遊行者)が私の方に向かってくるのが見えました。そのサドゥーが私とすれ違った瞬間に、彼はヒンディー語で「カピル!カピル!」「サマーディー!サマーディー!」と叫ばれました。
このサドゥーが、一瞬にして私のサマーディー成就を見抜いたことを、私は即座に悟りました。私のハイヤーセルフは、このサドゥーが只者でないことを悟っていました。こういうことは稀有なことです。一生に一度有るか無いかの経典に出てきそうな奇跡的な出来事です。それにも関わらず、私は興奮もせずそれを醒めて見ていました。「冷めて」ではありません。醒めた、即ち、覚醒した意識で観ていました。

私のハイヤーセルフは覚醒した意識で観ていましたが、私のマインドは、ハイヤーセルフが覚知していることと違うことを考えていました。マインドとは厄介なものです。
マインドは、一介のサドゥーがシバ派の最高指導者であるババジ猊下を僧名ではなく、戸籍上のお名前で呼んだことについて違和感を覚えていました。
仏教では「俗名を捨てて仏門に入る」と言いますが、世俗の名前を捨てて僧名を名乗ることで出家を宣言する訳です。

従って、出家者を俗名で呼ぶことは、その方の出家を認めないことになります。
これは極めて無礼な行為です。


サドゥーの最大のアカラであるジュナ・アカラの最高指導者であるババジ猊下を、一介のサドゥーが俗名で呼びつける行為は、普通は有り得ないことなのです。マインドはそのように解釈しましたが、私のハイヤーセルフは「カピル!サマーディー!」と叫ばれたことで総てを覚知していました。ハイヤーセルフとマインドはこのようにアンビバレンスなものです。

アヴァターラ・ギリ・ババジは、それからまっすぐ猊下のお部屋に向かい、周りにいた信者さんを部屋から追い出されました。それどころか猊下さえも部屋から出されました。その後、アヴァターラ・ギリ・ババジは、空っぽになった猊下のお部屋に手招きして私を迎え入れてくださいました。
アヴァター様は私と二人きりになると、流暢な英語で話しかけてくださいました。アヴァター様は私がサマーディーを成就していることを、存在で祝福してくださいました。言葉で言えないことはテレパシーでお伝えくださいました。

それから、私にサマーディーの奥義、宇宙意識体験のこと、ヒマラヤのアヴァター様方のこと、ババジ猊下が「24番目のアヴァター様」であること等、マインドでは追いつけないお話しをたくさんしてくださいました。おそらく4、5時間はサマーディーの奥義についてお話ししてくださいました。

アヴァターラ・ギリ・ババジの祝福は素晴らしいものでした。私はこの体験を未だに完全には消化できていません。あまりにも大いなる恩寵であるからです。

もう一つ信じられないことがあります。この記事に使用したお写真は私がアヴァター様にお会いした時から数十年前のものです。お写真を見ると私には80代の老人に見えます。ところが、私がお会いした時は50代にしか見えませんでした。エネルギーに満ち溢れているので若く見えたのかもしれませんが、なんと神秘的なことでしょう!

マインドはいつも後追いです。魂で悟ったことでもマインドで消化するのには時間がかかります。普通我々が考えているほどにマインドは大したものではないのです。
マインドは出来の悪いシステムです。
それを知っている瞑想者はマインドではなく、魂で理解したことを大事にします。
ヘッドでなく、佛眼で悟ったことを優先します。
修行ができていない方だけが、何時までもヘッド、そしてヘッドに執着した感情に縛られます。そうであるならば数十年瞑想しても1ミリも先に進めません。
だから優れたメディーテーターは、原始的なマインドシステムを見限り、ハートやサードアイの直感や悟性に従います。

1995年にババジ猊下の紹介でマハ・アヴァターラ・ギリ・ババジ(通称マハ・アヴァターラババ)にお会いした時は、予めババジ猊下の紹介がありました。
それまで、猊下の神秘的な力による恩寵をたくさん享受していた私でさえ「一万二千年間肉体を交換して生きている」と言われるマハ・アヴァターラババにお会いできるという話には驚愕しました。そして如何に猊下の紹介とは言え、流石に半信半疑の部分がありました。

しかし、アヴァターラ・ギリ・ババジとの邂逅は、予め猊下の紹介が無かった分だけ、予断がありませんでした。その分、出会いの衝撃は大きかったのです。これは心理的・感情的な衝撃ではないのです。別のスペース、別の次元での衝撃なのです。
予断や先入観が入る余地がなかったので、私の心は空っぽでありました。
だからアヴァターラ・ギリ・ババジのエンプティースペースと容易に共振できました。

私は最近、あの時偶然アヴァター様にお会いしたのではなく、懐疑的マインドの残滓がある私を納得させるために、ババジとヒマラヤのアヴァター様方は「偶然に出会ったという演出」をされたのだと思うようになりました。
偶然なんかではない。諸仏、大神の大いなる意思を知った者は、神々の大いなる計画を知った者は、スピリチュアル世界において偶然などは無く、総ては大いなる存在の御計らいで有ることを覚知しています。
私は過去世からのババジ猊下とヒマラヤのアヴァター様方のお約束、御計らいによりババジ猊下とヒマラヤのアヴァター様方と、偶然出会ったように演出されてきたのだと理解するようになりました。それは、理解から確信に変わってきています。

何故偶然を演出されたのか?その理由はこうでしょう。
私は青年期において文学、思想、哲学、心理学、政治、科学などについて学びました。そして宗教や神秘主義とは正反対の考えを支持しました。非合理なものを嫌い、合理的・科学的精神を好みました。後から思えばそれが良かったのです。合理的、科学的精神が私をカルトに走らせない力になりました。いい意味でバランスをとれました。
しかし、神秘的な思想に対して懐疑的な傾向が強かった私でも否定できないことが有りました。それが仏教で語るところの「遇縁の事実」です。

私がヒマラヤの聖地でババジ猊下と邂逅するまでは、数々の偶然が連続して起こりました。偶然が一度や二度ならともかく、何回、何十回と続いたときに、あれは単なる偶然だと思う人は単に愚かでありましょう。
大きな力のサンカルパ(意思)が魂の奥底まで沁みとおった求道者は、偶然と必然の哲学的解釈は気にしません。

ババジ猊下が、王位も名誉も財産もすべて捨てて、着ている服もすべて脱いでヒマラヤに何百キロも歩いて行かれた時のお話を思い出します。
猊下がやっとヒマラヤの聖地に辿り着かれた時、猊下の師であるハリ・ギリ・ババジが迎えてくださいました。
ハリ・ギリ・ババジは猊下をずっと待っていました。過去世から猊下を待っていたのだと仰いました。しかし、待っていたのはハリ・ギリ・ババジだけでは無かったのです。猊下がお部屋の中を見ると、そこにはベッドが四つありました。
一つは猊下の為でもう一つはハリ・ギリ・ババジの為。残る二つは、「一万二千年肉体を変えながら生きている」と言われるマハ・アヴァターラババとアヴァターラ・ギリ・ババジのベッドです。

〇24番目のアヴァター様としてのマハヨギ・パイロットババジ猊下

マハ・アヴァターラババにせよ、アヴァターラ・ギリ・ババジにせよ、光体から肉体に戻る時は一介のシバ派のサドゥーです。
サドゥーの最高指導者はババジ猊下です。でもマハ・アヴァターラババやアヴァターラ・ギリ・ババジは一万二千年前からアヴァター様ですから、今生のババジ猊下よりは上位に属します。ですので、猊下もアヴァター様には敬語でお答えします。ここまでなら解ります。でもババジ猊下が「24番目のアヴァター」として認められているとなると、話はややこしくなります。
24番という数字は、インドでは「完結」を表します。23番目までのアヴァター様を統べるアヴァター様が「24番目のアヴァター」なのです。
23人の中には、マハ・アヴァターラババ、アヴァターラ・ギリ・ババジ、ババジ猊下の師であるハリ・ババジ、そしてあのクリシュナ神まで含まれているのです。
となれば、今生でのババジ猊下は、マハ・アヴァターラババや、アヴァターラ・ギリ・ババジの弟子でもありますが、未来生では23人のアヴァター様を統べるアヴァター様として、誤解を恐れずに言えば、いわば格上のアヴァター様となるわけです。

しかも、過去世でのババジ猊下はハタヨガの開祖であるゴラクナートババにハタヨガを教えたマツェンドラ・ギリだというのです。猊下が過去世でハタヨガの開祖だったとすると、今生の猊下の師であるハリ・ババジは、歴史的にはマツェンドラ・ギリの後輩になります。
ちょっとした頭の体操ですね。

Aum Namah Shivaya🙏

写真はマハヨギ・パイロットババジ猊下所有のものです。

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