2019年静岡リトリート資料No.3

2019年9月20日


◎3.11福島原発事故の予言と日本壊滅を阻止しているヒマラヤのアヴァター様達と、我が師マハヨギ・パイロットババジ猊下のシッディーパワー

2010年の7月中旬から8月上旬にかけて、我々はインドとネパールにあるババジ猊下のアシュラム及び信者の経営するホテルに滞在していました。

ババジ猊下一行はネパール政府に国賓として招待され、私も猊下の直弟子として同行を許されました。一行には、チェトナマタジやシュラッダマタジのように「公開サマーディー」を成就された覚者がいらっしゃいました。それにも関わらず、猊下は真っ先に私を大統領に紹介してくださいました。猊下は大統領に「彼は日本から来たスワミ・アディティヤナンダ・ギリです」と紹介してくださいました。

スワミという敬称は、本来、神と高僧にしか使用できないものです。仏教で言えば、大僧正とか大阿闍梨みたいな感覚でしょうか?

猊下は「ヨギとかスワミという敬称は、解脱したマスターしか使えない」と著書にもお書きになっています。実際、私が猊下にお会いした当時、ババジ猊下のアシュラムでスワミと呼ばれる存在は猊下お一人だけでした。

大統領官邸迎賓館での記念撮影の折も、猊下は大きなお声で私を呼ばれました。一番最初に私を呼んでくださったので大変感激いたしました。

私の弟子や信者が「ババジ猊下はギリジをいつも特別扱いしますね!」と言ってくれますが、良いことばかりではありませんでした。

特別扱いされる反面、やっかみもひどくて一部の愚かな信者から、嫌がらせを受けることもありました。人生、楽なことばかりではありません。

色々あって、私はなるべく世間にでないようにしてきました。それなのに、突然、大統領官邸でスワミと呼ばれたのだから驚きました。大統領からのお布施には「スワミ・アディティヤナンダ・ギリ JAPAN」と書かれていました。猊下は、いつも突然私のマインドをシェークいたします。

ともあれ、この時は、猊下の次順の聖者として私を扱っていただき大変感激いたしました。

これまで、私個人なら面会も叶わぬようなインド政府の高官や、最高裁判所判事など、様々なVIPを私に紹介してくださいました。その理由は、私のエゴを満足させるためではありません。猊下やヨグマタジ(相川圭子師)の主導する「ワールドピース・キャンペーン」のお手伝いをするためだったと理解しています。

インドネパール行きは、故稲葉耶季(いなばやすえ)元那覇地裁裁判官からの懇願によるものでした。

彼女は、那覇地裁裁判官を務めた後、横浜地裁の裁判官に任命されましたが、沖縄への思いは断ちがたく、一旦裁判官を退官され、琉球大学の法科大学院の教授として沖縄に戻られました。その後、裁判官に復帰されました。

稲葉様のお父上は渋谷の東京山手教会を創設した有名な牧師さんでした。山手教会のミサはクリスマスの時期には必ずと言ってよいほど放映されます。地下には「渋谷ジァン・ジァン」という小劇場がありました。ジァン・ジァンは日本のアンダーグラウンド演劇の発信地として有名でした。

稲葉様は2018年1月14日午後4時54分に、この世界でのお役目を果たされ光の世界へ戻られました。浄土往生を祈ります。

稲葉様は在官中、パラマハンサ・ヨガナンダ・ギリの『あるヨギの自叙伝』を読んで感動して、スピリチュアリズムの世界に入りました。

現役の裁判官でありながら、どこに行くにも修行者の着る白衣を着ていました。

たまたま知り合った、稲葉様の書記官をしていた人の話では、裁判所にも白衣で通われたそうです。現役の裁判官だったのに精神世界への思いが凄い方でした。

ある時、私は稲葉様にババジ猊下のお話しをいたしました。稲葉様は猊下に大変興味を持たれ、私は『ヒマラヤへの扉』をお貸しいたしました。御本をお返しくださる際に、耶季様は興奮しながら私に仰いました。

「ギリさん!私はパラマハンサ・ヨガナンダ・ギリの『あるヨギの自叙伝』を読んでとても感動しました。魂が揺さぶられました。ヨガナンダ・ギリのおかげでスピリチュアリズムの世界に入りました。だから、この世で一番素晴らしい本はずっと『あるヨギの自叙伝』だと思ってきました。

しかし、パイロット・ババジ猊下の『ヒマラヤへの扉』を読んでその考えが変わりました。『ヒマラヤへの扉』程すごい本は初めて見ました。

ババジ猊下ほど素晴らしい覚者はこの世界に存在しません。無理は百も承知ですが、是非、猊下に私を紹介してください。お願いします」

そう仰って、私に頭をお下げになりました。

このような次第で、私は稲葉様をお連れして、インドに行きました。

ポカラというリゾート地にあるホテルのオーナーがある日、突然、私達にこう言いました。

「ババジ猊下はネパール史上最大のヤッギャ(Yagya、Yagna、護摩法要)を執り行っている。どうやら、来年日本で大きなクライシス(破局)が起こるらしい、それを阻止するためのヤッギャなのです」

私が「どのようなクライシスが日本に起こると猊下は仰っているのですか?」と尋ねると彼は答えました。

「私にも教えてくださらないのです。でもあなた方は日本人なのでババジは教えてくださるかもしれません。さあババジ猊下に尋ねに行きましょう」

そこで私と稲葉様は、猊下に日本に起こる破局とは何なのかお尋ねしたのです。それは2010年7月30日のことでした。その時撮った写真に日付が刻印されていたので分かりました。

猊下のお答えは驚くべきものでした。

「来年、東日本に大地震が起こり、原発の事故が起こる。自然を収奪し、環境を破壊し続ける人類の暴虐に対する自然のリベンジだ。

その被害を最小限に留めるために今回のヤッギャは行われているのだ」

稲葉様は興奮して「ギリさん!原発事故が起こるのだって!」と日本語で叫ばれました。

原発がメルトダウンすれば、即座に東京を含む東日本は壊滅します。化石燃料の事故なら、どんな大事故でもせいぜい半年くらいで収まりますが、原発事故の恐ろしいところは、何万年、何十万年単位でエネルギーが持ち、放射性物質を拡散し続けることです。

水蒸気爆発が起これば放射性物質が大量飛散するそうです。それも1年や2年ではなく、何万年、何十万年も起こり続けるのです。その間、地球は汚染され続けます。やがて、地球は生命体の住めない星になっていきます。

悪業を作った人類は当然地球上から抹殺されます。そのうち放射性物質に耐性のあるバクテリアが生まれ、そのバクテリアが知的生物に育つまで一体どのくらいの年月が必要なのでしょうか?

我々は今すぐ目覚めなければなりません。母なる地球を大切にしなければなりません!

自然保護は右とか左とかの問題ではありません!

ヒマラヤのアヴァター様達やババジ猊下やヨグマタジのような偉大なサンカルパ・サマーディーヨギがご苦労されて、原発事故の被害を最小限に抑えても、総ての人類が目覚めない限り破局は必ず来ます。だから我々は今こそ覚醒しなくてはなりません!

私はこの話を迂闊に公表できないと感じました。日本ではこの手の話を公表しても、相手にされない状況なのは解っていました。狂人扱いされるのは目に見えていました。

私は今までアンダーグラウンドで活動してきましたので、公開性の高いFacebookやLINEを一切使ってきませんでした。友人、知人にはこのニュースを、メールで知らせることしかできませんでした。しかし、内容が内容なので、私の友人たちでさえそう簡単には信じてくれませんでした。

でも、インド、ネパールの場合はまるで状況が違います。インドにはスピリチュアル専門のテレビ番組がたくさんあります。多くのマスターがご自身のテレビ番組をお持ちです。

ババジ猊下もご自身のテレビ番組をお持ちです。猊下は原発事故が起こる前にそれが起きることを予言し、事故の被害を最小限にするためのヤッギャを行う旨を、ご自身の番組で発表されたとの話も聞きました。

そして8ヶ月後、2011年3月11日に福島原発事故が発生しました。

猊下の予言どおり福島原発はメルトダウンしました。その後メルトスルーもしました。本来なら、日本が壊滅するような大事故にも関わらず、奇跡が起こり続け、未だに日本は壊滅していません。

3.11以後、世界中のスピリチュアリストに、ババジ猊下の予言とシッディー(神通力、悉地と音写)による原発事故抑制のニュースが拡散しました。言うまでもなく、日本ではこのニュースは全く無視されています。

3.11原発事故発生と、未だに日本が崩壊していない事実を見て、私はヒマラヤのアヴァター様たち、及び世界中にいらっしゃる多くの覚者様達の祈りの力が、実際にあるのだと確信しました。

福島原発事故の予言の正確さと奇跡が起こり続けている現状を見て以来、『ヒマラヤの扉』に書かれたクライシスは、ヒマラヤのアヴァター様たちと、猊下を始めとする世界中の覚者様達のサンカルパ(意思)で回避されたのだと私は確信しています。

猊下は常々私に仰いました。

「アディティヤナンダ・ギリよ!この世界にサンカルパ(意思)ほど強い力はない。

サンカルパの力で総てが達成されるのだ。信仰もサンカルパの一種なのだ」

信仰もサンカルパの一種だと聞いたとき、私のサハスラーラから第一チャクラまで光の奔流が走りました。猊下のお言葉は、しばしば光となって私の身体を突き抜けます。愛と気づきの道の大切さを痛感させられた瞬間でした。

猊下の『ヒマラヤへの扉』の中で、「このまま行けば世界にクライシスが起こる」とお書きになっている箇所があります。

ヒマラヤのアヴァター様たち、ババジ猊下、世界中の覚者様達の法力でそのクライシスは回避されましたが、猊下は「我々がクライシスを回避するだろう」とはお書きになっていませんでした。

如何にも猊下らしい奥ゆかしさです。そのせいで猊下の予言が外れたように誤解する人も多かったのです。猊下を信頼するご縁のある方だけが誤解しませんでした。

ババジ猊下のような崇高な存在に触れるとき、人は崇めると同時に無意識的に恐怖を覚えるものです。何故ならババジ猊下のようなサンカルパヨギは、我々のマインドを止滅させるからです。貴方からマインドが落ちてしまえば、貴方は貴方ではなくなります。マインドの死は肉体の死と変わりません。だからマインドは無我を恐れます。

マインドの闇に執らわれると畏(おそれ)が生じます。よく畏敬の念と言いますが、畏敬という字は畏れ敬うと書きます。言い得て妙ですね。

マインドは狡猾ですので、様々の理由をつけて覚者から逃げようとします。覚者を認めることで、自分を卑小な存在として認めてしまうと勝手に思い込むようです。

私自身、猊下にしっかりと向き合えるようになるには少し時間がかかりました。

ネガティブなときは、疑いのマインドが出現しました。こうしたマインドは判り易いので、それから自由になることは容易でした。

しかし、難しかったのは「猊下といると満たされる。だからもう十分だ。旅に出よう」と思うようなマインドのトリックです。あるいは、「この修行は私にはまだ早い」というのも同じです。

私の魂が真剣に覚者を求めているのなら、猊下と離れたくは無いはずです。それなのに、マインドは逃げようとするのです。このマインドのトリックを見抜くのに少し時間がかかりました。

ただそうなる理由は明確でした。マインドは無我を恐れます。マインドが無くなれば自分が消えると思い込むからです。しかし、それは違います。無我無心の状態は総てを失うのではなく、反対に総ての宝を頂くのです。

マインドというゴミを捨てれば、我々は神であり、我々が神でできていることを知ります。

瞑想者はこうしたことを頭では解っています。

しかし、この姿勢を首尾一貫させることは意外に難しいのです。

今だから白状しますが、実は私のマインドは今まで何度か猊下から逃げようとしました。

理由の一つは、かつてのマスターであるOshoへの愛が大きかったことです。

1988年12月25日までバグワンと呼ばれていた彼に、Oshoという名を提案したのは私です。世界で最も知名度が高い神秘家の名前を提案し、それを受け入れられたのですから、当然大好きになりました。

だから新しいマスターに出会うことが、まるで裏切り行為になると私は勘違いしていたのでした。しかし、ババジ猊下が「愛は永遠だ。それで良い!」と仰ったときに何かが大きく変わりました。愛だと思っていたものが執着だと悟ったのです。

そう言えば、Oshoも言っていました。

「私が死んだ後、運良く、貴方達が新しいマスターに出会ったのなら、そのマスターに即刻師事しなさい。貴方が新しいマスターと出会い、花開けるならそれは私の喜びでもある」

普通の人間の親でも「私が死んだ後、決して他の人の養子になってはいけません。餓死してでも一人で生きなさい」などとは言いません。言えば鬼畜です。まして、マスターがそんなことを言うはずがありません。

マスターは、新しいマスターの出現を手放しで喜びます。このことを理解した時、私はOshoに感謝し、別れを告げて猊下の弟子になりました。

しかし、猊下のようなマハヨギ(偉大なるヨギ)のテストは難しいのです。マインドを殺すためのレッスンは私のような未熟者には結構厳しかったものです。

その上、「公開サマーディー」では、一旦、肉体も死ぬわけですから、マインドだけではなく肉体も死ぬわけです。だから無意識的に猊下を畏れていたのでした。このことに気づくのに、少し時間がかかりました。

振り返って見れば、猊下は総てを洞察され、私に様々な試練を与えてくださいました。

これからは、猊下の恩徳に少しでも報いる為に「世界平和」の願いを、ご縁ができた皆さんにシェアしていきたいです。

Om Shanti Shanti Shanti Om(愛と平和を)

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