2023年7月金沢リトリート体験談　No.10

2023/7/29

2023年7月開催　サンカルパヨガ瞑想リトリートの体験談をご紹介します。

スワミジ師の返信はこちら

No.10　大野繭子様

スワミジ、スタッフの皆様、ご一緒いただいた仲間の皆様
この度も本当にありがとうございました。

今回は、私にとって3回目のリトリートでした。
これまでより1泊多いことや暑さへの不安があったこと、そして、何より自分自身の心が安定していなかったことにより、1時間も座れないのではないかと心配でしたが、身体や気持ちの落ち着かなさとは相反し、私の中の意識は、とにかく瞑想を望んでいると気がつきました。
終わってみると、4泊5日の中で一度も寝床には入らず、合計58時間位は座っていたと思います。
体調を崩すこともなく、終始大きな力に守られていたことに感謝が溢れます。

とはいえ、姿勢も悪く、モゾモゾしながらのスタートでしたので、お近くでお座りになられていた方にはご迷惑をおかけしたかしれませんが、身体の落ち着かなさや内側から溢れ出る激しい感情は、全てエゴの反発なのだと理解することができました。
理解しつつも、私にはそれを収めることができず、お手上げで座り続けていると、不思議と朝方には感情の波が静まり、自分が何に対してもがき苦しんでいたのかさえ分からなくなるという変化を、4日間共に味わわせていただくことができました。

言語化するのは難しいですが、思考や感情ほどあやふやなものはなく、無に近づくことがいかに大切であるかということ、また、自分のマインドを超え、大いなるものに委ねた先にしか本当に望む境地はないということを、ほんの僅かながらでしたが、ようやく腑に落とせたように感じております。

その他、瞑想中に足が辛い時は、サハスラーラという言葉と共に、頭頂から太陽光が注がれて痛みが消える瞬間を味わったり、見かねてくださったのか、3日目の深夜には、ババジ猊下が暖かな癒しを送ってくださり、私個人の理解とはなりますが「柔和」という言葉も視覚を通して見せていただきました。

日頃、柔和な自分であれているか？ を振り返ると反省点がいくつも浮かび上がりますが、自分の視点だけでなく、違いあるものも広く受け入れ合い、尊重し、どんな時でも優しさをもって歩み寄れる心を大切にしていきます。

まだ至らぬ点が多い私ですが、沢山の体験と愛をいただき、本当にありがとうございました。
次回もどうぞよろしくお願いいたします。

追伸
リトリート後の巡礼で立ち寄らせていただいたアシュラムのエネルギーが大変素晴らしく、感激いたしました。
アシュラムに帰らせていただいたのは今回で2度目でしたが、全方位から祝福を感じ、この瞬間の為に来させていただいたのではないかと思うほどでした。
アルター(祭壇)前での瞑想は、ほんの30分程だったように思いますが、私の魂と細胞が深いところから満たされる最上の時間となりました。
全て、感謝でしかありません。
またお伺いさせていただけることを励みに、毎日を大切に過ごします。