2023年11月アシュラムリトリート体験談 No.4

かずみん様の体験談

2023年11月開催 サンカルパヨガ瞑想リトリートの体験談をご紹介します。

No.4   かずみん 様

今回のリトリートでセヴァをする機会をいただき、二日間だけですがアシュラムに通って朝から晩まで滞在しました。

スワミジ様のご好意で、朝の講和のみ参加する機会をいただいたのですが、皆さんの瞑想の場に座させていただくと、自分が一本の樹木になったように根が生えて動かなくなる感覚がありました。下半身に軽い重力を感じ、瞼も下がってきます。自分の体がピタッと動かなくなるのを感じました。
講和中はスワミジ様の話す声をただ受け取り、ほぼ自分の思考は働かず、そこに居るだけのオブジェでした。板間に直接胡座をかいて座っているのに、床と一体になったようで、痛みも感じられませんでした。
自分が話すことを求められた時も、目は開かず、体は動かず、口だけが動く感覚。
私は思考暴走族で極端に左脳派の自覚があったので、瞑想など無縁で遠い世界の話でした。しかし、講和中は脳が静かに沈黙しているように感じ、それが心地よく感じたのでした。

セヴァは主にスワミジ様のお飲み物やお食事の用意をはじめとした家事を中心にさせていただきました。スワミジ様には「瞑想もしていいよ」と言っていただいたので、講和中の感覚を思い出したくて夕食の準備前にキッチンで2時間ほど瞑想の時間をいただきました。
やはり皆さんの瞑想空間とは場が違い、体も「何かの上に座っています」という感覚で、普通に足の痛みを感じたり、思考も無駄に働きます。ところが、スワミジ様が廊下を通るたび、足の痛みが軽くなりました。さらに、一度キッチンに入ってこられたときには、講和の時のように樹木になった感覚が蘇り、体の根が生え足の痛みもふっと消えました。これは次にどなたかがお水を汲みに入って来られるまで続きました。
キッチンでは「スワミジ様が助けてくださっているなぁ。また通ってくれないかなぁ」となどと思いながら、全く無心になれず、思考が動きまくりの瞑想タイムでしたが、「私もじっと座ることができるかも」と少し感触を掴むことができました。

あの場が特別な場所であることは、リトリートに参加されている皆さんからも感じ取ることができました。
セヴァ二日目の朝には、女性3人にスワミジ様のお飲み物の作り方などをお伝えする機会がありましたが、リトリート三日目にもかかわらず、皆さんが全くお疲れの様子がなかったどころか、生き生きと美しく輝いて見えました。「朝まで瞑想していました」とさらっとおっしゃるそのお顔の清々しさを忘れることはできません。
アシュラム全体に不思議なエネルギーが満ちているようで、私も廊下の雑巾掛けなどしっかり運動したのですが不思議とお腹が空かなかったです。

最後に、スワミジ様について感じたことを書こうと思います。
お食事時などスワミジ様とご一緒する時間もあったのですが、一番心に残っているのは2日目の講座が終わってキッチンに来られた時のご様子です。「たった1日でのみんなの変化が素晴らしくて、嬉しくて涙が出てきた」とおっしゃる姿が本当に喜びに溢れ、慈愛に満ちていて、見ている私も幸せな気分になりました。
いつでも愛情深く、私が食事の準備で多々失敗があっても、一言の文句も言わないどころか常に感謝の気持ちを示されて、とにかくお優しい。また、ちょっとした会話の中にも学びが多く、実に得難い体験でした。

二日間のセヴァを通じて、私は瞑想する皆さんの強い想い、アシュラム全体を包む不思議なエナジーと、スワミジ様の深くて大きな愛をたくさん感じました。
貴重な体験の機会をくださり、本当にありがとうございました。

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